My Favorite Movie「ジャッカルの日 / The Day of the Jackal」

フレデリック・フォーサイスの大ベストセラー小説「ジャッカルの日」は、巨匠フレッド・ジンネマン監督により1973年に映画化された。

 ジャーナリストのフォーサースらしい重厚なディティールで構成された原作を、ジンネマン監督は緊迫感溢れるスピーディーな演出でOPからEDまで一気に見せる第一級のサスペンス映画に仕上げている。

 個人的に最も印象深いのが、ドゴール暗殺の依頼を受けた謎の暗殺者ジャッカルが裏社会のガンスミスに特注したカスタムライフルをテストシュートするシーンである。

 木にぶら下げたスイカを標的に、通常の.22ロングライフル弾を使って照準調整をした後、最後に実際の狙撃で仕様する.22ホーネット弾を撃ちこむと、それまで通常の貫通状態だったスイカがまるで爆発したかのように砕け散る。弾頭が重く、パウダー量が多いハイマズルベロシティの.22ホーネット弾の威力がリアルに描かれている。

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