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宇宙一美味しいアボカドの思い出

20年ほど前、ロサンゼルスの音楽学校に通っていた頃

貧乏学生だった私は、その日の食べるものにも困るような生活をしていました。

では食事はどうしていたのか?

たいていルームメイトや学校の友達に何かしら食べ物をもらってましたw

どんだけ貧乏なんだ!と笑ってしまいますが本当の話です。


夏休みのある日、ルームメイトが旅行へ出かけるため1週間ほど家を空けることになりました。

「お土産よろしく!have fun !」

笑顔でルームメイトを送り出したのですが…

その直後、重大なことに気づきました。

食べ物がない!

いつも食べ物を恵んでくれる人がいなくなり、私はかつて経験したことのない深刻な食料危機に陥ったのです。


とりあえず家にある食べられそうなものをかたっぱしから食べていきました。

シリアルの残りや古いナッツ、謎の魚の缶詰、お土産でもらったどこかの国のインスタント麺などなど

終いにはパンに塗るピーナッツバターまで舐めてましたw



数日後、いよいよ食べるものがなくなり、困り果てた私は…



道端に生えてたアボカドの木(なぜか一本だけ生えてた)から実をもいで食べることにしましたw




その時食べたアボカドが感動するくらい味が濃厚で美味しかったんですよね〜。

今でも忘れられない衝撃の味です。


今日食べたアボカドもなかなかのモノだったけど、やはりあの衝撃は越えられない。



あの頃は精神的にも胃袋的にも文字通りハングリーだった。

お金はなかったけど、毎日が吉本新喜劇のようにドタバタで最高に楽しかったな〜。

あの時のサバイバル本能は今も自分の中に眠っているのだろうか?

自信がない。

p.s. 今日は偶然にもシャツの柄までアボカドだったw

読んでくださって、ありがとうございます。

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