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女性が働く社会

この業界、本当に女性の働きが浮かばれない業界なのだろうか?と思うことが多々ある。

色々なセミナーに呼んで頂くことが増えてきたが、複数いる講師の中で女性は私一人、、、なんてことは当たり前なくらい、受講者もたーくさんの男性にちょっとの女性、が普通な状況。

業界の雑誌や月刊誌のインタビューや寄稿、記事も大抵男性。

この業界には女性は1割?みたいな見え方がする。

私が20代終わりの頃に自分で決めたことがあった。

「私は一生仕事を続ける事を望むから、結婚しても旦那さんに何があっても、自分が自由に動けて自分で仕事を選べるように今から少しずつ組み立てていこう」ということ。

その頃はアメリカの大学で働いていたけど、その事は常に頭の片隅にあった。

AIだ、女性の社会進出だ、と言ってはいても、いまだに日本の社会は、男性が中心である事に変わりはない。

私の周りの多くの優秀な女性達は、結婚や子育てに入った途端に選択を迫られる

“Go or no go?”

「仕事を続ける?それとも辞める?」

多くの女性が、ここまで自分が積み上げてきてこの先に希望と夢と目的を持って取り組んでいても、生活、仕事の環境を変える事を求められるのは圧倒的に女性たち。

「お前が働くか」
「俺が働くか」

そんな選択肢が提示されることも多い気がする。

なぜお前も俺も、、、にできない社会なのか?

子供を産む選択をした時点で、そこの葛藤が来る事を女性達は知っている。

かつ、実はその選択の過程で女性達を悩ませるのが、親世代からの一言であることも多い。

「子供が小さい時ぐらい、子供のために時間を費やして仕事などするべきではない」

「仕事をするあなたは悪い親」みたいな言い方さえされ、女性は葛藤に巻き込まれる。

自分の観点が正しく、相手の観点を受け入れない。

私としては、その段階で相手の観点を受け入れるつもりがない人の意見はたとえ親でも水に流せばいい、、、と思うが、なかなかみんなそうはいかないらしい。

理解しなくても理解する努力はしてほしい、、、と。

周りの協力なしにできないことがたくさんあるから、もちろん自分の思いだけでどうにかなるわけではなく、きちんと時間をかけて準備をする時間、相手にも準備をする時間を与えることが大切だと思う。

その時間を取らないから、みんな戸惑い、その変化に拒否反応を示す。

心のどこかで自分が子供を育てる頃には、社会が変わっているかも、、、と願っている人もいるかもしれない。

でも願っても変わる気配はないから、自分で動くしかない。

今娘さんを育てているなら、自分の娘が同じ選択を迫られないように、今自分が動くことが必要。

女性が社会で働き、イキイキと貢献するには、これこそチーム意識が大切になる。

女性だからこそ誰かの役に立てることがたくさんある。

その存在を家や家族という枠だけでなく、となりの誰かや必要としている人に使う方法はないのか、を早い段階で考えることが大切。

今、私の会社は組織改編中。

ママが増えた今のスタッフ達が、自分の仕事に誇りを持ち、家族にもそれを誇りに思ってもらいながらも、時間を有効に使って両方を最良な環境にして進んでいけるように、と考えている。

チームだから出来ること。

誰かが休みに入っても、きちんとカバーできる環境を早めに作っておく。

戻るときにきちんと戻れる環境を作っておく。

今時、同じ部屋にいてミーティングをしなくてはいけないなんてこともない。

集まることも大事だけど、オフィスに集まらなくたって話し合いは出来る。

今のチームは毎月1回朝6:30にチームミーティングがある。その時間しか全員が集まれないからだけど、旦那さんやボーイフレンド達の理解、そして時々ミーティングに参加する子供達のおかげでできている。

これから状況が変われば、やり方も変わる。

大切なのは上でまとめる人間が環境に応じて、結果を出すための最善の方法を探し実行することだ、と自分に言い聞かせて進んでいこう。

その先には彼女たちそして家族の幸せがあるのだから。

#チームとしての生き方
#女性の生き方

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