Kuniko Iijima@チームプロセス探究家

株式会社プロセスラボラトリー代表。屋号は、一人ひとりが自分らしく共に成長しあうチームプ…

Kuniko Iijima@チームプロセス探究家

株式会社プロセスラボラトリー代表。屋号は、一人ひとりが自分らしく共に成長しあうチームプロセスの探究工房という意味があります。人と人が響き合う組織づくりの伴走支援のために学び続けているファシリテーションやナラティヴ・アプローチについて綴ります。

最近の記事

問いかけとは相手をもっと知りたいと思うところから始まるアート

働く女性のスキルアップセミナー~自分らしく新しいリーダーシップをめざして~というシリーズ講座の中で「ファシリテーション」を今年も担当させていただきました。 本シリーズは、管理職やリーダーに対して漠然とした不安を抱いている女性が多い中で、強く引っ張るリーダーシップの在り方とは違うアプローチで、自分らしいキャリアやリーダーシップを考えていただくことを目指す講座です。特に、主催のご担当者様が、リーダーシップにはファシリテーションが必須!と、重要視してくださっているので、大変心強く背

    • Tree of Lifeセッションで、人生をかたちづくる

      ナラティヴ・アプローチでお話を聴く場合、殆どの場合、複数回のセッションを重ねていくことが多いのですが、一区切りのタイミングでは『Tree of life』をよく行います。 『Tree of life』は、南アフリカで開発された「生きる希望」をつないでいくためのナラティヴ・アプローチのプロセスであり、人生を一本の木になぞらえて描いていくものです。絵の上手い下手は関係ありません。ワークショップ形式で複数の人々を対象にやることもありますが、1対1のセッションでも実施できます。今回

      • 解のない時代の話し合いの可能性を拡げるナラティヴ・アプローチ

        久しぶり過ぎるnoteへの投稿です。 すっかりその存在を忘れてしまうくらい、相変わらず、ナラティヴ・アプローチを探求中です。 昨日、ナラティヴ・セラピー・ プラクティス・シリーズ2023が終了しました。このプラクティス・シリーズでは講義はなく、全員が実践練習するワークを中心に、8回シリーズのプログラムになっています。プラクティスなので何回やってもやり過ぎるということはありません。私は22年度に引き続き、23年度も一通り受講しました。 シリーズの日程と内容(2023年)

        • 「相手の言葉を受け取る」学びから考えたこと

          想定通り、亀のような投稿頻度(笑)。気づいたらあっという間に2月も後半。せっかくアウトプットするために始めたnoteなので、もう先月の受講になるが、NPACCの「カウンセリングの基本応答」というテーマの講座で学んだ「相手の言葉を受け取る」ことから考えてみたことをnoteにしてみます。 聴くとは、「人と人の間にあるテーブルにそっとその言葉を置いていく営み」これは、その講座で講師のKou(国重浩一)さんが語っていた言葉。 なんて素敵な響きをしているのだろう。 ナラティヴ・アプロ

        問いかけとは相手をもっと知りたいと思うところから始まるアート

          自ら選びとるというプロセスがもたらす学びの価値

          先日、ナラティヴ実践協働研究センター(NPACC)のリスニングトレーニングを受けました。 NPACCのトレーニングは継続的に受講しています。それは、自己紹介でも触れているチームプロセスの探究にナラティヴが役立つと思っているから。 リスニングとは聴くこと(英語のリスニングじゃありませんw)。 もう何回になるでしょうか。正確な回数は定かではないのだけど、去年一年間で多分30数回は参加し続けてます(現在、4クール目が終わりに近づきつつあるところデス)。 なぜ、私がここに通い続

          自ら選びとるというプロセスがもたらす学びの価値

          はじめてのnote

          ゆるくアウトプットしてみようと思い立ち、note初投稿。 私は、人と人が響き合う場のプロセスに伴走するお仕事をしています。 そもそものきっかけは、「チームを元気にしたい」 そんなシンプルな想いが私の原点です。 以前はITの業界でプロジェクトマネジメントをしていました。 トップダウンマネジメントの組織風土の中で、上の指示命令によって動くことが組織の「あたりまえ」として真ん中にドンと居座ってて、チームメンバーがどんどん疲弊していく。どうせ自分が何かを言っても上がNoと言った