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高校国語の授業あれこれ

現在自分が担当している国語の授業は、
現代の国語
言語文化
論理国語
この3科目です。

「現代の国語」は、一年生の授業ということもあり、わりと自由にいろんな活動をすることができて、自分の裁量が大きく効くので楽しいです。
けっこう周囲の人間と話し合いするのが好きな生徒が多いので、これは良い事だなぁと思っています。

「言語文化」というのは、いわゆる古典と文学的文章を扱う科目で、偏差値の高くない高校の生徒たちには苦痛の時間のようです。特に古文漢文なんて完全に理解不能のようです。
だからこそ、教師の工夫が必要不可欠とも言えるので、入念な準備が必要となります。まあどの科目も準備は必要なんだけども。
学ぶ意欲のない者に教えるというのは本当に難しい。今も試行錯誤をしている最中なので、何が正解なのか模索しながらの授業です。

「論理国語」は、いわゆる評論などの論理的文章を扱う科目。普通に授業すると眠たくなってくる感じは否めません。だから所々で身近な話題を提供したりクイズをしたり、場をもたせる必要があります。
でも授業なので、全然関係ないことをやるわけにもいかない。すると結局、まとめの小テストや漢字テストという流れになってしまう。う~ん。
学校の実態に合っていないので、「文学国語」へのカリキュラム変更を考えています。やはり論理と文学に科目を分けた現行課程には賛成できない。

日本中の高校教師たちが日々の授業についてあれやこれや思うところがあると思いますが、とにかく私たちは日々の授業を大切に、そして確実に教えていかなければなりません。
でも、そんなモヤモヤしたものを抱えながら、今日はこんな活動ができた、あんな鋭い発言が生徒から出た、いい感じで授業が締まった、そんな感想を抱ける瞬間があることに、この仕事を好きと思える理由があるような気がしています。

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