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「バブル&リカコ SOUL天国」

どうもご無沙汰しております。DJ KUOでございます。皆様如何お過ごしでしょうか?久々のnote更新となります。今日は上記タイトルの書籍「バブル&リカコ SOUL天国」の読書感想文を!

初めてのBLACK MUSIC

初めてDIANA ROSS「If We Hold On Together」を聴いてBLACK MUSICと出会ったのが、小学5年の終わり頃だったかな?その後、中2でJAMES BROWN、中3でBOB MARLEYやNINJAMAN、Arrested Developmentと出会い自分が完全に所謂“黒い音楽”が好きだと自覚した10代の前半。


初めての日本人アーティスト

「じゃあ、初めて聴いた日本人の“黒さを感じさせる”アーティストは誰だろう?」と、真っ先に浮かんだのが中1の時に流行ったバブルガム・ブラザーズ「Won't Be Long」でした。私が小6の時にリリースの同曲は、アメリカのワシントンD.Cで誕生した所謂“Go-Go Beat”を取り入れた歌謡曲でジリジリとオリコンチャートを上昇し、リリース1年後に大ブレークしました。

Japanese R&B誕生以前の日本の黒人音楽

MISIA「つつみ込むように」がリリースされ、クラブシーンから誕生した所謂“J-R&B”が陽の目を見るようになる1998年以前の日本のR&Bシーンは、つのだ☆ひろ、上田正樹、鈴木雅之、久保田利伸……、そして上記のバブルガム・ブラザーズと言った70~80年代から活躍するアーティスト、そして1990年代に入ってからHUMAN SOUL、ZOO、中西圭三、m.c.A・T……etc、が上げられ、それらはクラブシーンからではなく歌謡曲やライヴハウスからのアプローチでした。これに関しては異論もあるかとは思うので、あくまで私感で述べましたがー。

SOUL天国スタート!

1990年に話を戻すと、バブル崩壊前夜、テレビ業界はまだ元気な時代。そんな中で放送がスタートしたのが「SOUL天国」でした。バブルガム・ブラザーズに、RIKACOさんを加えたお三方が毎回様々なゲストとのトークを繰り広げ、そのゲストの思い出の一曲を皆で歌う番組でした。確かテレビ東京(関西ではテレビ大阪)系列で、土曜日の深夜に放送されていた記憶があります。違ったかな!?

黒人てカッコいい!

バブルガム・ブラザーズのお二人のファッションは“黒っぽさ”を感じさせ、まだ小6~中1ぐらいだった私にインパクトを与えてくれました。漠然とですが「黒人っぽいファッションてカッコいいな、黒人てカッコいいな」と言うきっかけは、今思えばバブルガム・ブラザーズだったと思います(あっ、でもひょっとしたら「ダンス甲子園」でのLLブラザーズかも!?、笑)

イケてるオトナの女性

そしてRIKACOさん!今も勿論素敵ですが、この当時のRIKACOさんは“超イケてるイイ女”。思春期に片足を入れかけた私にとり、当時20代前半のRIKACOさんはセクシーな大人の女性で、生意気にも「こんな女性、連れて歩きたいな」なんて思ってましたね(笑)、未だに、この手のタイプの女性が好みですが、夢叶わずのまま今日まで来ちゃいましたけどね……(苦笑)

若き日のRIKACOさん

久保田利伸

今思えば、10代前半の私には、“カッコ良いオトナの色気溢れた番組”でした。その番組内容をそのまま書籍化したのが本書。第一回放送の久保田利伸さんとの対談は、本当に面白くて、共感できる部分も多々有り。久保田さんが中学の時に「ソウルトレイン」を観てて、翌日学校の同級生に話しても誰も理解して貰えなかったりとか、もう自分の経験とすごく被ります(苦笑)。私の世代ですら中高時代に「BLACK MUSIC好き」なんて言えば「変人やな。変わってるな。」と言われて終しまいでしたから(苦笑)、私より上の世代は、私以上の苦労があったと思います。

ジャマイカへ帰ろう

ちなみに久保田さんが作詞作曲した初オリジナル曲は高1の時の「ジャマイカへ帰ろう」と言う曲で、BOB MARLEYからインスピレーション受けて作ったのだとか!のちに久保田さん自身がレゲエに傾倒した「Kubojah」(1991年)と言うアルバムをリリースしますが、そこには「ジャマイカへ帰ろう」は収録されていません。どんな曲だったのだろう?

Kubojah

古き良き

上記の久保田さん以外にも、宇崎竜童さんや、今は無きかまやつひろしさんなど、バラエティー豊かなゲストのエピソードには眼から鱗です。もう30年以上前の古き良き時代が産み出した極上の番組を文章化した一冊。ちなみにYouTube上に久保田さんゲストの「SOUL天国」第一回放送のオープニングがアップされてますので、ご興味あればご覧になって下さい。

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