『仕事はもっと楽しくできる――大企業若手 50社1200人 会社変革ドキュメンタリー』を読んで

先日、会社の先輩に紹介をしてもらい、購読しました。

大企業に勤める若手(とっても30歳〜40歳ぐらいの方達なので大先輩なんだが)の方々が、会社を「変える」ために取り組んだ具体的なエピソードがいくつもご紹介されておりました。

エピソードの1つ1つは短く、非常に読みやすい構成でした。

僕自身はアトラエという驚くほどに風通しの良い働きがいのある会社に勤めているので、実体験として共感することはありませんでした(笑)←アトラエはこんな会社です。

が、日頃、組織改善プラットフォーム『wevox』の営業シーンで様々な大企業の社員の方々にお会いしており、いろいろ実際の内情をよく聞いているので、「そうだよなぁ〜〜〜」と共感する内容が多かったです。

あと、共感をより加速させた背景がもう1個あります。私大学時代は大阪大学体育会アメフト部だったのですが、かつての先輩同期後輩は、聞いたらそりゃもう誰でも分かるようなものすごい大企業に勤めてばっかで、たまーに会って話を聞くと、だいたいみんな『仕事は楽しくない』という話を聞きます。(仕事以外にスキルを上げた話は楽しそうにしてくれるのですが笑)
※もちろん全員がそうではありませんので「俺は違うぞ!」と怒らないで下さいw

大学時代は目を輝かせながら一緒に目標達成にむけて本気で取り組んだ仲間たちが、人生の大半を占める仕事に関してあんまし楽しそうに語ってくれないのは正直ちょっと寂しいです。

大企業に入ったことがないので、そっちは実際どうかわかりませんが、ベンチャーで働いていて思うこととしては、大企業かベンチャーかはぶっちゃけ関係ないと思います。よく就活生から「ベンチャー=裁量が大きい=成長できる/楽しめる」という話を聞きますが、それは必ずしも本当じゃないです。(「ベンチャー=往々にして一人当たりがやらないといけない業務量が多い」は真かも知れませんがw)

大企業だって、やれる人はとてつもない裁量を持って、ベンチャーとは比べ物にならないぐらい大規模なプロジェクトの根幹を担っているケースもあります。どっちに行ったって楽しめる人は楽しめるし、活躍できる人は活躍すると思います。要は、属する会社側に変化を求めるのか、自分が変わるのかだけだと思います。大企業かベンチャーなんてどうでもいい。絶対に価値があると思う本気になれることを人生賭けてしよう。会社のせいにするな!笑
(※もちろん、とんでもなくブラックでどうしようもない会社は除きます。そんな会社はとっとと辞めちゃいましょう。)

そんなこんなで今回この本に出会い、色んな大企業の中にいる若き変革者達のエピソードを知ることができ、非常に良かったです。今の会社で何か燻っていることがある人は是非この本を読んで、"マジで小さいこと"からでいいと思うので、何かを変える行動をしてみて下さい。その行動の勇気になる話がいっぱい詰まっている本です。

僕も明日からよりアトラエが最高の会社になるように、また気合い入れてやっていこうと思います。

本の冒頭にある好きな文章です。

今いる会社がつまらないと考えた人がとる道は3つあります。「辞める」か「染まる」か「変える」かです。辞めない、でも染まりたくないなら、「変える」を選んでみませんか?

是非興味のある方は読んでみて下さい♪

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