卒業シーズンですね。
花屋さんは小さな花束を沢山作らないといけなくて　超繁忙期です。
テレビやラジオは卒業の思い出の曲特集を流しています。
若い子達は「仰げば尊し」知らないんですって…。

人生の色々な場面で、細かく説明すると「イヤミ」になってしまいそうで、かといって端折ると「良さ」が伝わらないという時　ありませんか？

数字で証明できること　資格で判断できること以外の、そういうことでは説明できない価値のあることは　無いのと同じ扱いですか？

私は、分からない人には分からなくてイイと、諦めてしまいがちです。
ただ、承認欲求が強いのでしょうか、説明するより結果を出して証明したくなるタチです。

文化系の部活だった皆様、体育会系の部活ばかり持て囃され　モヤモヤしていた方はいらっしゃいませんか？
中学生の時、私は美術部でした。
運動部は、県大会出場程度なのに全校集会で派手に取り上げられて、オマケに壮行会用の装飾を毎回　美術部がやらされて、私達は　“全国展”入選なのに話題にもならないことにうっぷんを溜め込んでいました。
どの高校へ進学するかを決める前に、高校では運動部に入ってリベンジしようと考えていたほどです。
小学生の頃からマラソン大会で　練習もしないのに割と早い方だったので、高校の陸上部で長距離を選択し本気で練習しました。毎日、部活終了後に10キロ走の自主練でした。
その甲斐あって、春の高校新人戦で　中学の陸上部でいつも全校集会で表彰されていた同級生に圧勝し、満足したのでした。子供ですね…
その後、陸上部も自主練も3年間続けましたが、体育大学推薦進学を断り　美大にしました。その時も先生方は猛反対してました、お陰で頑張れましたけど。

そんなことの繰り返しです。
大人になっても　ちっぽけなままで恥ずかしいことだと思っています。
出来るということを証明するため、誰かを見返すため、そういうことが一番の原動力で頑張れるのは事実です。特に、自分以外の誰かも一緒に酷い目に遭っていたりすると尋常じゃないパワーが出てます。

花屋勤務の時も意地悪な先輩を見返すために、技術力アップに努力をして技術講習の講師になり、技術だけでなく売上を上げることもできると証明するために店長になって業績MVP常連店へ。
女性が全国で20人くらいしかいないフルコミの世界に飛び込んだのも、無理だと思われてるならやってやろうという思いで21年。

無理して頑張るのを卒業しようとしたのに…
最近、とある企業の業務内容を知りたくて派遣会社の方と初めてお話ししまして、私は一社のことだけを調べたかったのですが、派遣会社ですから私のことをいろいろ質問してくるのですね。それは構いません。でも自己アピールという名の自慢話みたいなことが嫌です。
キャリアコンサルタントの方とお会いした時も似た感覚がありましたが、派遣会社の方ももう少し…、どんな企業でどんな職種を経験したら　どういうことに長けている人という“当たり”をつけることができるのではないかと考えてしまいます。

…サービス業で何十年も勤務していらしたら　ホスピタリティは無意識のうちに徹底しているとか、秘書を長くやっていた方なら　細やかな気配りや段取りは常人を遥かに超えているだろうとか、です。
どんな質問をしてくるかで、力量を測ることができるというものです。

話が逸れてますね、
私は、自分のことをあれこれ説明するのが面倒になったのと　そんな質問しかされないのは　客観的に私の価値はその程度という判断なのだと考え、そこのところを調べてみたくなったのです。
企業のことを調べたかったのに、自分のことを調べることになりました(笑)

結果は、安心納得できるものだったので良いのですが、こうして「証明するために」答え合わせをしている人生なのだということを認識したのです。
だから、私っていろいろ手を出すのですね。
…自分のことを深く知るきっかけになった派遣会社の方に感謝ですね。

そして、経営コンサルの人が話していた　人が頑張れる理由は
①「数字、タイトル」の人
②「誰かのため、誰かと一緒なら」という人
③「知識技術の向上」が喜びの人
④「なりたい自分になっている姿を想像する」妄想力が原動力になる人
という４種類に分けられるって話を思い出しました。
私は、どれでもなく「コケにされる」と頑張るんじゃないかな？　
証明できれば満足で、褒められたりするのは心地よくないので。
あなたはどのタイプですか？