見出し画像

今こそ、ラナンキュラス

ラナンキュラス:キンポウゲ科キンポウゲ(ラナンキュラス)属
草花タイプと球根タイプがあり、多年草 原産地は中近東からヨーロッパ南東部
切花も園芸品種も八重咲きが主流だが、ここ数年「ラックスシリーズ」という一重咲きでワックスペーパーのような光沢の花弁のものが高値で出回り人気が出ている

春の花として人気の高いラナンキュラス
色合いも咲き方も大きさもバリエーション豊富なので、私のお花の会でもよく使う花材です。
切花は11月くらい〜3月まで、花苗は1月〜3月に良質のものが出回っています。4月に入ると品質が落ちるので、是非 今のうちに。

今の時期は、メイン花材の座をバラから奪うほどの魅力的な花です!
私のアレンジの写真にもよく写っていると思います。お近くの花屋さんにも様々な品種が並んでいるはずです。

『エムオレンジ』開くと倍くらいのサイズになり華やか
『シャルロット』


春の花いっぱいのアレンジ

とっても可愛いし、他のお花とも合わせやすい。なんてイイ子でしょう。
薄紙を重ねたような花弁で弱そうな雰囲気ですが、(バラより)花持ちは良いです!


花瓶に活けても絵になる花姿のモロッコシリーズ『リナエルフィード』

ラナンキュラスという名前、Ranunculusに『小さなカエル』の意味があり 葉っぱの形がカエルの足に似ているからっていう由来をよく見るのですが…
そう?カエルの足っぽいかなぁ?と思っています。


ラナンキュラスはどれでしょう?左の白い花が『ポンポンシレンテ』という品種

バラみたいなラナンキュラスや アネモネみたいなラナンキュラス、リシアンサスやカーネーションみたいなラナンキュラスもあったり…
逆の、ラナンキュラスみたいなバラも出回っていて、消費者の皆さまには「何の花?」とお感じになると思います。
育種家の皆さま 少し冷静に…と思います。キャラが被ると潰し合いになりますよ。

ラナンキュラスの花弁、幾重にも重なり…一体何枚くらいあるのでしょう?
世の中には数えた人がいらっしゃいます。200枚位あるようですよ!
こんなにたくさんの花弁ですが、ご自宅で綺麗にドライフラワーになります。
興味がある方はこちらの記事でどうぞ。
           ↓

ラナンキュラスの細かいことを知っていただかなくても、今 オススメの切花がラナンキュラスということをお伝えしたかったのと…
キンポウゲ科のお花は風が吹いたら儚く散っていくような雰囲気を感じますが、ラナンキュラスが満開になって花弁がパラパラと散る様を見ると「こんな狭い所に200枚も花弁をつけて精一杯大きく開いていたんだね…やり切ったよね、すごいね!」なんて思うのです。

茎がストローみたいに空洞のタイプですから、3cm〜5cm(花瓶のサイズにもよりますが)の浅水で2日くらい毎に綺麗な水に取り替えてあげましょう。
アレンジメントに挿した場合も4日くらいで挿し直すのを推奨します。
もし、茎が折れたら花首だけでもお皿に水を少し入れて浮かべて…長〜く楽しんでみてくださいませ。

期待に応える頑張り屋さんなので。見てると元気もらえます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?