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ブッダの瞑想法−−10日間の心の手術 2009/09/16〜27

■はじめに

16日夜から27日朝まで、本当に“修業”の日々でした(汗。
実はヴィパッサナーと呼ばれる瞑想方法にも流派があり、
最初に期待していたものはスリランカ系のものらしく、
修業したのはミャンマー系のずっと座っているものでした。
でも、結果的にはいいものに出会ったと思います。

9日目の午後に筆記具が使えるようになったので、
一気に10日分の記憶と体験を箇条書きにして、
少し一段落しました。
あとはこれを元に日記をまとめる予定です。
1日の修業時間が17時間なので、ほぼ倍の日数いた感覚です。
その間、頭と体をフル回転し続けました。
かなりの長文になると思われますが、
自分のためなので、みなさんは適当に読み進めてください。

ゴータマ・シッダッタはあらゆる修業や瞑想方法を試したあとでも、
自分の中に心のにごり(苦悩)が消えないことに気づきました。
そして、その苦しみから解放されるためにはどうすればいいのか考え続け、
ヴィパッサナー(あるがままに観察する)と呼ばれる瞑想方法を再発見しました。
そして、このヴィパッサナーによってブッダ(悟った人)となったのです。

現在、ブッダの教えは主に言葉で語り継がれていますが、
その本質はヴィパッサナー瞑想であることがよくわかりました。
これまでは、本を読んだり映画を見たりしながら外から知識を得てきましたが、
今回の瞑想方法はまったく逆のアプローチでした。
つまり自分の体を観察することからすべてのことを理解していくのです。
頭で考えたことに、体が答えを出してくれる。
その繰り返しでした。

もう、本なんて読まなくてもいい。

本を読んで考えることが好きだった僕をそんな気持ちにさせるほどの、
人生の価値観を変える衝撃的な体験でした。

少し前にインド占星術のウマ師に鑑定してもらいました。
「心と体を癒す仕事」で「お金のためではなく人のため」
「今はとにかく自分を見つめる時期」という守護霊さんのアドバイス。
あらためて気づいたのですが、僕の守護霊さんは、
王様の地位を捨てて宗教に帰依して民衆のために生きた人です。
まるでゴータマ・シッダッタのようではありませんか。

10日間の修業で、
心の中にあったわだかまりがひとつ消えるのを実感しました。
それが何かという記憶はわかりませんでしたが、いずれ気がつくでしょう。
過去に蓄積した心の苦しみを浄化し、新たな苦しみの種をまかないこと。
それこそが、心の苦しみから解放されるヴィパッサナーでした。

これまでの座右の銘は
「思うがままに、望むがままに、ただ心ゆたかに歩きたい」でしたが、
これからは、
「平静な心で、今を生きる」にしようと思います。

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