【プチ取材エッセイvol.7】ひとりひとりのくらすはたらく
自己紹介
ひよこです。
食品関係の研究をしているどこにでもいるような大学生です。大学では、一応研究者として実験動物の鶏の筋肉と毎日向き合っています。編集室ネームが「ひよこ」であるように、実験も、にわとり🐔も、ひよこ🐤も大好きです。それと、私は群馬県出身ですが、新潟のいろんな場所に行くのが大好きです。(ちなみに最近の見つけたお気に入りスポットは寺泊水族館です。)
大学生は自由な時間がたくさんあります。やろう!と思えば基本的になんでもできるのが大学生の特権!だから私は、楽しそう!と思ったことは何でもチャレンジしようという精神で生きています。そんなとき、「新潟で働く暮らす人を取材する」この素敵な言葉を聞いて、この企画に参加してみたいと思いました。
そんな「ひよっこ」の拙い文章ですが、理系脳の人間が頑張っているのか…!と思いながら読んでいただけると幸いです。
そんな私は今回、新潟に住む4人の社会人の方にインタビューさせていただきました。その中でも「新潟で働く、暮らす魅力って何だろう」という私の疑問に答えてくれたお2人の方について紹介させていただきます。
「複数のコミュニティに参加することでバランスが取れる」【坂野安希さん】
坂野さんは柏崎市の『社会福祉協議会』で働くキャリアウーマンですが、柏崎を舞台にした小説の短編集づくりをする『柏崎文庫』、遊休不動産を借りて自分たちの好きなことをするスペースとして活用していく『「」カギカッコ』、ポットキャストラジオや、アジサイというZINEをつくっている『はっぱはらっぱラジオ』など、仕事以外にもさまざまな活動をされています。そんな坂野さんに、どうしてそんなマルチタスクをこなせるのか聞いてみました。
🐤「なぜそんな沢山の活動をこなせているのでしょうか」
🐤「なるほど。仕事以外に活動をしようと思ったきっかけはなんだったんですか。」
マルチタスクが苦手な私にとって、坂野さんの考える複数のコミュニティに所属する利点は、目から鱗でした。社会人になると、仕事が忙しいことを理由に挑戦することをあきらめてしまう人が多い気がしますが、私は社会人になっても、仕事以外のことにも積極的に挑戦できる人でありたいと思いました。
また、坂野さんは「何かあったときに自分が話したいと思う人がいるから」新潟に住むことを決めたそうです。好きな人がいるからここに住む‘とっても素敵な考え方だと感じました。
「高校生や若い人にもっと地域の魅力を知ってほしい」【佐藤瑞穂さん】
佐藤さんは小千谷市生まれ、小千谷市育ち、小千谷市大好き!な方です。そして、新聞記者であり、人力車、民宿ホスト、地域団体代表など、様々な肩書を持っています。そんな佐藤さんに新聞記者の仕事の魅力などを聞きました。
🐤「新聞記者の魅力はなんでしょうか」
🐤「ほかにはどんな仕事・活動をされているのですか。」
佐藤さんの取材では「地元の良さを若い人に知ってほしい」そんな熱意がひしひしと伝わってきました。佐藤さんは幼いころから地域の行事に積極的に参加していて、地域の人との繋がりが強い方だと感じました。地域とどれだけ密に関われているかが、地域への愛の大きさに繋がっていのるかもしれません。
※LMS塾・・・ローカルメディアスクールの略。「高校卒業とともに小千谷を出て行ってしまう人が多い。せめて小千谷の魅力を知ってほしい。」そんな思いをもとに作られた団体。Instagramを通して人員の募集を行い、現在は若者が10~20人集まっている。地域のお祭りのドキュメンタリーづくりなどの活動を行っており、高校生などの若い人と地域の接点づくりをしている。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
私は今回のインタビューで、新潟の魅力はやはり「人とのつながり」だと感じました。行きつけのお店で、お仕事で、さまざまな場所で人と出会い、深い繋がりができる。それが新潟にあって都会にはない魅力です。そして、「大好きな家族が、話したい人が、新潟にいるから新潟で暮らしたい」そんな人が多かった印象でした。つまり新潟は、暮らしが豊かになる場所でもあると感じました。
反対にそんな新潟の魅力に気づけていない若者がたくさんいる、ということも知ることができました。私自身、新潟に来てから自分の地元の魅力に気が付きました。例えば、私が高校時代毎日通り過ぎるだけだったシャッター商店街は、活性化活動に積極的に取り組んでおり、行政と民間が協力してイベントなどを行っていました。他の世界を知らないと慣れ親しんだ土地の魅力には気づけないのかなとも思います。
「ほかの社会人の方はどうやって新潟の魅力に気が付いたのだろう」そんなところも今後取材していきたいです。
以上ひよこでした!