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神保町の「うどん丸香」でかけに梅干し。

観光活性化フォーラムTOKYO2024というイベントでの観光取組事例紹介に、「こだいら観光まちづくり協会」が小麦文化の再発見と認知拡大を目指した取組『小麦の香る街・小平』の紹介をする中で、参加した小平のうどん文化発信プロジェクトの一員として、小平のうどんのことを話してほしいとお誘いを受けてほんの少しだけ小平のうどんのことを話してきました。

その半蔵門からの帰り道、頭の中はうどん。うん、うどんが食べたい。ここからならと一択と神保町で降りる。もうずっとただ心の中の思い出だった「丸香」を目指した。17時から再オープンの10分前で9人程の並び。メニューを渡されて悩むふり。ほぼ温かいかけうどんに梅干。変わらずに気持ちよく回すオペレーションのお姉さんに「かけに梅干し」とお願いして待つ。

17時になり招き入れられる店内で届くうどん。見惚れる。うん、見惚れる。もう、篠山紀信のような気持でシャッターを切る俺。気持ちを落ち着かせて、お汁から、どんぶりを顔に寄せて香るいりこを鼻を膨らまして吸い込みながらズズ。いりこがそこら中に飛び跳ねる黄金色。もうしあわせ。

引き上げる真白なうどんは、滑らかで艶やかな柔らかなもち肌。とんと寄りかかられているような感覚になる剛ではなく柔の、恋をしたあの日のような気持になるうどん。

摘まむ真っ赤な甘酸っぱい果肉にキュッとする。

ほんの5分。
ただそれだけですべての気持ちを奪われた。

【うどん丸香】
  東京都千代田区神田小川町3丁目16−1 ニュー駿河台ビル 1F

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