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周囲の評価なんて気にしなくて良い、そんなものに意味はない

「他人の視線」というのは気にしないで生きていた方が、様々なことが上手くいくようになります。私は少年の頃から「他人からどう見られているんだろう、変な風に思われていたら嫌だな」と他人の視線を気にし続けてきました。

その結果は、正直に言うと後悔をしています。他人からの視線を恐れて我慢したことが山のようにあるからです。進路や職業、人間関係等も「人からどう見えるか」ということを優先して考えてきたのです。

進路については高校生の頃、私は「お笑い芸人」に憧れを持っていました。当時はエンタの神様などバラエティ番組の人気が絶頂だったので、「自分も挑戦してみたい」という気持ちはかすかに持っていました。しかし「芸人なんて失敗するに決まっている」という雰囲気は強く、「失敗したら恥ずかしい」という気持ちを持っていました。私は芸人になるのは「普通にむりだ」と諦めて、大学に進学しました。
大学に進んでからも、「普通のサラリーマンにはなりたくない」という気持ちは持ち続けていましたが、「リスクが大きく感じる」ことには挑戦できませんでした。
そうして、「普通に学生生活を送り、就職」することになったんです。

今でも「あの時芸人を目指していたらどうなったんだろう」ということを考えることがあります。同年代で売れている芸人さんを見ると「この人は俺と違う選択をした人なんだな」と不思議な目線で見てしまいます。
そしてどうしても「もしかしたら自分も成功していたんじゃないか」という夢物語を想像してしまいます。
高い確率で上手くいかなかったでしょうが、「挑戦しなければそれすらもわからない」ということなんです。

そして、仕事についても私は20代前半の頃「ディズニーランドのキャスト」になりたいと思っていたことがあったんです。当然アルバイト採用なわけですが、楽しそうでやってみたいと思っていました。
しかし両親から「大学まで行ったのにアルバイトをするのか」と白い目を向けられました。周りの友人たちからも「正社員で働いた方が良い」と言われ、地元の小さな食品メーカーに営業として就職することにしました。

それからは本当に大変でした。毎日のように上司や取引先からお小言のようなことを言われ、何よりも「楽しくない」ということが苦痛でした。次第に「何のためにこんなことをやっているんだろう」とすら感じました。

人間関係でも私は「周囲の反応」を気にしていたことがあります。中学生の頃まで遡りますが、当時同じクラスだった「少しヤンチャなタイプ」の人と話すことが多くなり友達になれたことがあったんです。いじめなどをするような人ではありませんでしたが、髪を伸ばしたり校則を破っていることはしばしばありました。
しかし私にはそんなことは関係なく「仲良くなれた」と内心喜んでいました。

ある日違う友人から、その友達の「良くない噂」を聞いたんです。そして「距離開けた方が良いよ」と言われました。事実他の同級生は何となくその人から離れていたのです。私はどうしたら良いのかわからなくなりましたが、結局「自分もみんなから距離を開けられたらどうしよう」と少しずつ離れることにしました。

それが良かったことなのかはもうわかりません。ただあの時の「自分の本心」を思い出すと「友達でいたかった」という気持ちがあるのです。いまだに当時を思い出すと寂しくなります。

思い返してみると「色々なことを後悔している」と感じます。そして私は「周囲の反応」で自分がどうするのかを決めていたと思います。

私の周りにいた人たちは何も悪くありません。全て「自分がどうしたいのかすら決められない」自分自身が悪いのです。

人生において「人からどう見られるか」というのは気にする必要は全くありません。例え「それは良くないよ」と言われても、自分が納得できてさえいれば良いのです。人生は「自分がどうしたいか」であり、それが全てなんです。

そもそも「人から何と思われよう」とどうでも良いことです。「会社の中で変な奴だと言われて孤立」したとしましょう。それが何だと言うのでしょうか。
自分の仕事をしっかり行っているのであれば、クビになることは確実にありませんし、何の問題もないのです。「居辛い」なんて間違っても思わないでくださいね。自分から風紀を乱す必要はありませんが、大勢の中に染まることなんて無意味です。

それなのに人の目を気にして「これはやめておこう」というのは、非常にもったいないことだと思えてこないでしょうか。
「自分のやりたいことがある」という感情の方が大切なのです。

「他人の視線」や「他人からどう思われるか」ということは、私たちが生きていくなかで何の価値もないということがわかると、非常に生きやすくなります。

他人からの評価が気にならなくなり、自分のあるがままの姿で生活できるようになります。それこそが、真のストレスフリーであり生きることを実感できる生き方なのです。

開き直ってるように聞こえるかもしれませんが、人生は「開き直った者勝ち」ということだってありますからね。

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