ますやま

ただの慶應生

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最近の記事

『葉隠』の示唆1

『葉隠』という本を紹介されました。 いざ読んでみると非常に楽しいので、とりあえず今日読んだ分で「あ、これ2年後思い返したらすごい示唆生まれそう」と思ったことを乱雑に書き留めてみる。 『葉隠』とはこの本は、山本常朝という当時の鍋島藩(今の佐賀県あたり)の士の口述を、現代語で記したものです。 「武士道といふは死ぬ事と見付けたり」という名文を聞いたことがあるかもしれませんが、これは山本実朝の口伝と言われております。 死に様武士は毎日欠かさず顔/髪/体の手入れをするらしいです。

    • 2019年の総括

      2019年の総括非常に苦しい1年だった気がします。 大学と起業した会社を卒業したところまでは順調でした。同世代の中ではそこそこ出来る方だった気もする。 まぁ相応に苦しいことも合ったものの割とスムーズに色々と進んでた2019年でした。 が、いろいろな選択肢を捨てて戦略コンサルティングファームに就職し人間関係と仕事への疑問から1ヶ月半で退職したのは、過去を振り返ってもかなり大きな挫折的なものだった気がします。 将来振り返るときにもきっと役に立つと思う論点を整理しておくと 1

      • 仕事をどうやって選ぶか

        なんか就職の相談がけっこう来るので、書き残しておこうかなって思います。 生きていくためにはお金が必要で、お金のためには労働がとりあえずは必要です。 労働は別に大企業でも中小企業でもフリーランスでも起業でも何でもいいんだけど、まぁとりあえず多くの学生にとっては後ろ2つは選択肢にないはず。 ※後ろ2つを選択肢に入れないことが正しいわけではなくて、選択肢に入れることが出来ない人が多いから後ろ2つに関するアドバイスは刺さる人が少ないから割愛するという意味です、念の為 で、大企業

        • コーイノベーションリスクとアダプションチェーンリスクについて

          企業の新規事業創出にあたって重要視されているエコシステムの一要素として重要な2点 コーイノベーションリスク:自社の新技術、あるいは新規事業の普及は自社のみではなく協同する他社に強い影響を受ける アダプションチェーンリスク:エンドユーザーが自社の新技術等を評価する前段階で、ステークホルダーに評価される コーイノベーションリスクについてこれは読んで字のごとくだけど、 自社だけが画期的なことをやっても意味がないよねって話。 学んだ事例と自分なりの事例 ①PAXタイヤ ちょ

        『葉隠』の示唆1

          最適資本構成

          これも備忘録 企業では往々にしてレバレッジをかけていて (つまり、社債、借り入れなど有利子負債を増やしていて) それによってリスクとリターンの振れ幅が大きくなる ここで自己資本に対しレバレッジをどこまで利かせるのか論(有利子負債と自己資本の最適割合ってあるの?)があって、それに応えているのがMM理論である。 命題1:完全市場において企業価値は資本構成とは無関係に一定である →事業価値の結果としてのFCFのみが重要である っていうのがあるんだけど、実際の世界は税金も情報

          最適資本構成

          企業の投資判断基準指標とその是非

          備忘録です。 修正点とかあるかもなので、そんなときは言ってください、、 企業の究極的なゴールは企業価値を高めることで、”プロジェクトへの投資”がなくてはそれは達成されない そこで企業の経営者が投資判断をするにあたって用いているファイナンス的な指標をまとめる 基本的な順序としては ①そのPJから生み出されるCFの予測 ②予測CFの現在価値算出 ③投資判断指標に基づく計算 ④計算結果と採択基準の比較→決定 1. NPV法 NPV法(=Net Present Value)

          企業の投資判断基準指標とその是非

          11/15の夜に思ったこと

          仲のいい友達の友達がかなり現時点では大学生と思えないようなスペックとか実績とかを持ってたりするんだけど、いやまぁてかその友達も多分けっこうスペック高いんだけど、 最近だとかなり最たる例だなぁと思ったのがこの夜で、すごく楽しかったのでまとめておこうと思いました。 ずっと僕が永遠に悩んでることとして 「将来〇〇をしたい!」 っていうのがマジでないっていうのがあって だから、就職をやめてフリーランスで生きるとか大学をやめて海外に行くとか文系就職(?)を捨ててエンジニアになるとか

          11/15の夜に思ったこと

          問題解決よりも問題発見が大切な気がする話

          コンサルを選んだ理由の1つは「問題発見能力」を鍛えることなんだけど 今の時代って本当に多くの転換点だと強く感じています。 スマホ・AI・ブロックチェーン・電子書籍・SNS・自動運転・ドローン・Pocket WiFi・エアビー・ウーバー、、、 少なくとも産業発展の歴史の中でこれらを組み込もうとすると、5年後なんてもっと予測できない未来が待っていると感じます。 例えばAIについて具体的に取り上げます。 AIを何の領域と捉えるか問題はありますが、一旦はメディアという慣れ親

          問題解決よりも問題発見が大切な気がする話

          情報発信の責任を負うべき主体

          メディアという業態は、情報を正しく発信することが最も大きな社会的責任だと。 twitter始めSNSが普及してからというもの、 誰もが容易に情報発信が可能な社会になった。 これは、喜ばしいことでもある一方、多くの社会問題を孕んでいる。 その1つが、情報発信の責任である。 最近よく使う例えとして、 あなたの仲良いAさんが 「あの〇〇って店にゴキブリが出た」 「明日品川のユニクロがセールらしい」 「経営学のテスト、これが出るらしい」 とtweetしたとしよう。 そうすると

          情報発信の責任を負うべき主体

          「打ち込めることが見つからない」とか困ってたけど、ゆっくり考えたら少し楽になったって話

          幸せっていうのは人によって考え方は違うけど 「〇〇してる時間が幸せ」 「✕✕してるときは本当に楽しい」 とかまぁ僕にはあったんです。 ただそれが自分の将来打ち込むべきことなのかとか、こればっかりやってたら本当に幸せなのかとかは分からないっていう。 (しかも悲しい世の中で、自分よりもそれが得意だったり自分よりも好きで打ち込んでる人を見ると 「自分がこれが好き!」って言うのが恥ずかしくなっちゃうんですよね。) この、「自分が今やってることは本当に好きなことなのか」問題ってい

          「打ち込めることが見つからない」とか困ってたけど、ゆっくり考えたら少し楽になったって話

          19卒戦略コンサル内定者が教える、20卒コンサル志望者が本当にやっておくべきこと

          何か希望があれば就活関連についてはブログでまとめられればと思うので、コメントかtwitterのリプかにご連絡ください。 あと、大変申し訳無いですが、僕も頑張ってみて分かった情報なので無料では上げたくないというのが素直な気持ちです。情報には価値があるので。 ここに上げられている情報には、 ・ESとかWebテストってどう対策するのか ・いわゆるケース対策ってどうやるべきか ・セミナーってどんなものがあるのか ・とりあえず対策したいんだけどおすすめの本は何か とかです。

          有料
          300

          19卒戦略コンサル内定者が教える、20卒コンサル志望者が本…

          相対感と向上心を無くせば、幸せに生きられるんじゃないかという話

          相対感を「誰かと比較した結果〇〇である」という思考感覚 向上心を「上を目指したい(成長したい)」という意思 だとするじゃないですか。 この2つを失うことが出来たら、幸せに生きられるんじゃないか、と最近思っています。 長くなるので相対感だけ整理しようかなって。 相対感って 最初に定義したように誰かとの比較によってもたらされる感覚なんですけど 例えば 「俺は〇〇より友だちが多い」 「✕✕は彼女もいて羨ましい」 みたいな話ってまぁよくあるじゃないですか。 もっと身近な例で

          相対感と向上心を無くせば、幸せに生きられるんじゃないかという話