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昨日の関東の地震に触れて、ひとつだけ:枕元に靴を!

エッセイ287:昨日の関東の地震に触れて、ひとつだけ:枕元に靴を!

 昨日、10月7日の深夜の地震では、関東地方は震度5強のところもあるほど大きな地震が起きた。帰宅困難者もまた多く出て、過去の教訓が生かされていないと痛感した。
 翻って、自分の災害への準備を考えると、かなりずさんで大反省した。
 その中でも、阪神淡路大震災を経験した友人からの重要なアドバイスをひとつ、記しておきたいと思った。「枕元に靴」である。友人の親戚は、お母さんがタンスの下敷きになったため、お父さんが奔走して助けた。だが、はだしだったので、結果的にお母さんの怪我よりも、お父さんの足の裏の怪我がひどく、大変であったとのことだ。地震では、多くのものが落ちて壊れる。棚からモノが飛んでくるような荒れ方をする。そこで、とにかく靴を履いていないと、危険地帯に飛び込むようなものだという。我が家でも、3.11の後、寝室に靴を置いたが、どこかへ行ってしまった。昨晩、さっそく、古い靴を寝るところに置いた。いらない靴をビニールに入れておくだけだ、まずはそれくらいから災害対策をしたい。
 NHKも、「火元にまず駆けつけないで」、「落ち着いて」の前に「靴をはいて」と呼びかけてほしいものだ、と思った。
 皆さんもぜひ、枕元に靴を。
以上
2021年10月8日

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