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ネコを飼う心構え・・・しつけとお金と

コラム326:ネコを飼う心構え・・・しつけとお金と
 保護ネコや地域ネコを飼う方が増え、とても嬉しく思っている。以前に書いたように、ネコはペットショップで買わなくても、向こうから来るのだ。とはいえ、ペットショップで好みの種類のネコを探すことの面白さも、シンガプーラという種類のネコをもらってから(売れなかったらしい)、十分分かるようになった。今まで仲良くなってきた日本ネコ(ジャパニーズ・ボブテイルというらしい)とは全く正確が違い、甘ったれで、ぴったりくっついてくる。とても可愛い性格である。ロシアンブルーなども似た性格だと聞いて、わざわざ買う人々の気持ちがはじめて分かった次第だ。
 ただ、衝動買い、衝動飼い、はいけない。ネコをウチに迎える際の心構えについて、考えたいと思う。大きく分けて、トイレ問題とお金問題である。トイレ問題は、主に匂いやしつけの問題だ。上述の洋猫は、オシッコの匂いは少ないが、便の匂いは強烈である。頻繁にお世話をしないと、家の匂いが大変なことになる。しつけも失敗すると、和洋を問わず、ソファやカーペットがひどい匂いになってしまうこともある。次に、お金問題は、獣医さんへの支払い問題だ。ワクチンなどの一通りでも2万円くらいかかるし、怪我の手術では、8万円くらいかかったこともあった。分割で親に支払ったものだ。尻尾に腫瘍ができたときは、都合10万円くらいかかって、断尾手術をした。また、ネコは腎臓を悪くしやすいらしく、検査や治療に多額の医療費が必要になることもある。動物だから、「安楽死」の名の下に感嘆に殺すわけにはいかない。本当は「ネコ貯金」でもしておくべきだろう。
 私の好みの、もっさりネコ「もんた君」はYouTubeで大人気で、グッズまで出ているほどであるが、やはり腎臓に問題があり、獣医さんに頻繁にかかっている。飼い主の方は、ネコを飼う心構えについて説く代わりに、医療費の領収書を公開しているくらいだ。立派な態度だと思う。ネコを拾うのは簡単だが、ネコはおもちゃではないので、こわれたからといって棄てるワケにいかない。家族になるのだ。
 しつけについては、プロの意見を聞いたり、勉強が必要であるし、経済的な準備も必要!ネコをこれから飼う方は、どうか、よく考えて、準備の上、楽しく家族を迎えてほしいと思うのでした。
以上
2022年4月3日

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