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テディベア作家、石原路子さん

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伝説のテディベア作家、石原路子さんの活躍をまとめてみました。
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記事一覧

ヨシダコウブンさんと仲間達13〜広島県尾道市のカフェ「ありたや」にて〜

「ありたや」は、2023年3月に広島県尾道市の郊外で、古民家を改装してオープンしたカフェです。古きよき田舎の風情に包まれて、現代的・都会的なオリジナルのカレーとピザが楽しめる非日常空間です。店内のゆったりとしたスペースでは、しばしば芸術家や工芸家の展示会が企画されています。 今回は、ヨシダコウブンさんをはじめとする、12名の作家による開店1周年記念展「ソレゾレのシゴト」が開催されました(2024年3月23日~31日)。 画像は、最終日に作家のみなさんが揃って記念撮影をされ

ヨシダコウブンさんと仲間達11〜ポートアート&デザイン津山にて〜

2024年3月10日、ヨシダコウブンさんとお仲間達は、岡山県津山市のポートアート&デザイン津山にて、金属板を使った版画の技法のひとつであるドライポイントのワークショップに参加されました。 ポートアート&デザイン津山は、和洋折衷で、ノスタルジックな赤煉瓦が映える建築群です。大正時代に銀行の支店として建てられた施設で、現在は、津山市が買い取って、芸術文化の創造・発信拠点として保存・活用しています。 会場では、2024年2月10日から3月24日まで、イ・ユンギョンさん、丸山智代

イワン・クラムスコイ・作「忘れえぬ女(ひと)」からの発想

ロシア・ウクライナ戦争が始まり2年が経過しました。展覧会の図録を見返していて、開戦前だったころを振り返りました。 岡山県立美術館で2019年4月27日ー6月16日に開催された、国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティックロシア~ロシアのモナリザ岡山初公開 あなたの視線が離れない~です。 この展覧会の目玉になっていたのが、クラムスコイが1883年に描いた「忘れえぬ女(ひと)」でした。 19世紀のロシア美術における代表作です。作品は今回を含めて8度来日し、日本で親しまれてきま

もしも・・アンリ・マティスの世界が、石原路子・ワールドだったら・・その2

アンリ・マティス(1869〜1954)は20世紀の美術史を代表する巨匠です。84歳の長命を全うし、その長い画業のなかで、ひとつのやり方にこだわることなく、あらゆる技法を取り込み、新しい技法も発明しました。 日本では今年、東京上野の東京都美術館において20年ぶりとなる大規模なマティス展が開催され、質量とも世界最大規模のマティス・コレクションを誇るパリのポンピュドー・センターの所蔵作品が大挙して来日しました。1) 過日、そのようなマティスの作品を鑑賞していると、突然、石原路子

もしも・・アンリ・マティスの世界が、石原路子・ワールドだったら・・

アンリ・マティス(1869〜1954)は20世紀の美術史を代表する巨匠です。84歳の長命を全うし、その長い画業のなかで、ひとつのやり方にこだわることなく、あらゆる技法を取り込み、新しい技法も発明しました。 筆者の住む芸術文化都市・倉敷市の大原美術館には、マティスの油彩画が2点所蔵されており、市民の誇りになっています。画像は、大原美術館所蔵の「マティス嬢の肖像」(1918年)です。 日本では今年、東京上野の東京都美術館において20年ぶりとなる大規模なマティス展が開催され、質

もしも・・佐伯祐三の世界が、石原路子・ワールドだったら・・

大阪中之島美術館では、開館1周年を記念して、「佐伯祐三ー自画像としての風景」(2023.4.15~6.25)が開催され、重要作品が日本全国から一堂に集められています。 佐伯祐三(1898~1928)は、その短い画業のなかで、最後の絶筆となる二人の人物画を遺しました。それは、結核が悪化し、死の床にあった佐伯のもとに訪ねてきた、郵便配達夫とロシアの亡命貴族の娘でした。佐伯は、筆をもつ体力が残っていない中で描いた最後の人物画は、その力強い構図と筆致から、病に侵されながらも生への執

エゴン・シーレ展に行ってきました〜我が家の小さな俳優達による絵画世界の再現〜

東京・上野公園の東京都美術館では、「レオポルド美術館 エゴンシーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」(2023.1.26~4.9)が開催され、会期が終盤を迎えていました。 花見のシーズンを避けて、会期最後の週末に東京行きを決行しました。4月8日の朝5:34分発の電車でJR倉敷駅を発ちます。 9:30にJR上野駅に到着し、かつて大学に所属していた頃、東京出張のときに行きつけだった喫茶室ルノアールのアメ横店に向かいます。 さっそく、豪華なモーニングセットをいただきました。 店

ヨシダコウブンさん関西を行く

広島県福山市在住の総合芸術家、ヨシダコウブンさんは、神戸市中央区、旧居留地・大丸前のカン・フラワーデザインで、二人展「ふたつとない世界」を開催しました。カンさんによるフラワーデザインとのコラボ展でした。 ヨシダコウブンさんは異界と出会う人です。会場に隣り合っていた異界はこちら。 さらに、抽象化された異界はこちら。 仲間を大切にするコウブンさんは、京都のギャラリーで開催された小林雅子・島田恭子二人展に、応援に駆けつけました。 会場に隣り合っていた異界はこちら。 さらに

我が家の芸能事務所の子役達のデビュー

画像の三体の陶布人形は、2022年にいっしょに生まれました。 コンセプトは、寄宿舎学校のクラスメートです。海野千尋さんによって同じ土の塊から創造されたので、三つ子のような存在です。 2022年12月、三体は、我が家の芸能事務所に同期入社しました。 二体は、入社してすぐにデビューが決まりました。入川家を舞台としたホームドラマに抜擢されたのです。 それぞれ、入川家の娘カンナ役、息子ウタ役として出演しました。 しかし、残った一体は、なかなかデビューが決まりませんでした・・

ヨシダコウブンさんと仲間達〜我が家の芸能事務所の俳優による「ジョーネツ・タイリク」の再現

我が家では、アート作品で新年の設えをし、こころゆたかに新年を迎えることができました。画像はその一つ、土井絢加さんによる陶器作品、鏡餅です。 さて、ケモノノスミカ工房を主催するヨシダコウブンさんは、福山・倉敷・岡山方面において、大所帯のアーティストを束ねるキーパーソンです。ちなみに、フェイスブックの友達は、1000名を超えています。 コーブンさんは、自らの作品を地元のみならず、首都圏や関西で発表されると同時に、大規模な展示会を企画し、地域のアーティスト達に発表の場を与えます

3人の造形作家、山岡緑さん、石原路子さん、海野千尋さんの作品による、斎藤真一の絵画世界の再現

斎藤真一(1922-1994)は、岡山県倉敷市出身の画家です。東京美術学校に進学し、学徒出陣から帰還後に復学・卒業し、教員の傍ら画業を始めます。40歳頃より盲目の女性旅芸人、瞽女(ごぜ)に惹かれ、描きはじめました。 倉敷市立美術館では、ちょうど東郷青児・斎藤真一 展(2022.10.22-12.18)が開催されており、斎藤真一のまとまった作品が観られる稀少な機会なので訪れました。 展示会場の解説文によれば、女性で盲目という社会的弱者である瞽女(ごぜ)の人生は、辛く哀しいも

我が家のテデイベア事務所のキスマイフットツー所属のヨコオワタルくんに、Kis-My-Ft2の横尾渉くんを投影してみました

Kis-My-Ft2の横尾渉くんは、メンバー内の兄貴分的存在で、多才で勉強熱心なことが知られています。人気バラエティ番組「プレバト」の俳句のコーナーでは、最高位の永世名人にあともう一歩の位置まで登り詰めています。 横尾くんの俳句の特徴は、与えられたテーマからそそまま発句するのではなくて、発想を飛ばして、現代や過去や空想世界の映像を描きます。 ・・それだけではなくて、概念空間や言語空間をも縦横無尽に駆け巡ります。 最新の発句は、  「金秋のローンチ 駅のおむすび屋」 でした

我が家のテディベア事務所のミヤタトシヤくんによるNHK「アニメ聖地旅 RE-MAIN 宮田俊哉 待望の倉敷へ」の再現

去る9月22日(19:33~20:00)、NHK総合テレビの番組「アニメ聖地旅 RE-MAIN 宮田俊哉 待望の倉敷へ」が全国放映されました。番組では、Kis-My-Ft2のメンバー、宮田俊哉くんがアニメの舞台となった倉敷を訪れます。 倉敷市民として、慣れ親しんだ街が紹介されるのは、とても嬉しいことだったので、我が家のテディベア事務所所属のミヤタトシヤくんに同じロケ場所を巡って、番組を再現してもらいました。 まずは、冒頭の倉敷川沿いの場面です。 宮田くんは倉敷の風情に感

石原路子さんのテディベアによるホーム・コンサート~越宗泰昭さん、安達知江さん、むらい ゆうこ さん、椎名 寛さん、安原明美さん、山岡 緑さん、ヤマイチアツコさんによるアート作品との共演~

過日、我が家のテディベア事務所に新人2人が入社しました。ドーモト・ツヨシくんとドーモト・コーイチくんです。 二人は歌唱力がすばらしいので、社内でホーム・コンサートを開催し、ヒット・メドレーを歌ってもらうことにしました。 まずは、「硝子の少年(1997年 作詞 松本隆)」です。 ・・硝子の少年時代の破片が胸へと突き刺さる・・何かが終わってはじまる・・ 十代の別れと苦悩と希望を越宗泰昭さんのペン画で表現してみました。 つづいては、「青の時代(1998年 作詞 CANNA)」で