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小笠原常美さんの湯飲みに表現された倉敷の美

羽島焼きは倉敷市の東の郊外で昭和21年(1946年)に始められました。当初は、簡素で素朴な民芸を主旨としていましたが、三代目の小笠原常美さんの代になって、自由で創作的な表現が試みられています。

倉敷本通り商店街のギャラリー・メリーノに立ち寄ると、常美さんによる美しい色彩の湯飲みが目に留まりました。

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器を眺めていると、懸命に維持・保存されてきた、倉敷の伝統の美が想起されました。

それは、旧・大原家住宅の生け垣と、

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大原家別邸・有隣荘の北側にある銅板の装飾です。

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常美さんの潜在意識の中に、倉敷の街が息づいているのを感じました。


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