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負の遺産を何とかしようと思ったこと

思い出を残したい

わたしにはずっと
気になっていたものがあった
それは子どもたちの
成長のアルバム

律儀なわたしは
子どもが小さい頃の姿を
せっせと写真に撮り
アルバムに残してきた

デジタルカメラなんて
なかったし
アルバムも表紙か厚くて
台紙に貼るタイプですね

こまめに整理する性格が
あだ(今となっては)となり
撮りっぱなしで終わることなく
ちゃんとアルバムにしてたのだ

負の遺産?

それも
子どもそれぞれと
親用に
必ず3回同じようなショットを
撮るようにして
アルバムも ✖︎3

思春期になって
カメラの前に
立たなくなるまで

数えたら20冊を超えてる

なんで?

子どもが自立する時
持たせようと思って

そうすると手元に
残すものも必要
だから ✖︎3 なんですね

でも実際は
それぞれ進学で家を出るとき
アルバムは持っていかなかった

あれ?
もしかしてわたし
負の遺産
つくっちゃった?

ずっとそこにあるということ

それ以来
そのアルバムたちは
段ボールの箱に収められ
クローゼットの片隅に
積んどかれてた

一回
なんとかしようと
試みたことはある

今の家に引っ越す際
少し減らせないかと
アタックしたけど
写真が
きれいにはがせないのと
台紙の厚さに
どう処分したらいいか
わからずあきらめたのだ

それ以来
それらは
ずっとそこにあった

気がつけば
4年間放置

でも
そこにあるってことは
ずっと自分のなかにあって
時々ふっと思い出しては
途方にくれる

それらは
ずっとクローゼットのなかから
わたしに向けて
マイナスのエネルギーを
発していた

もう
終わりにしなきゃ
 
  続きます


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