FUNEピローに思う。
シマシマしまねの「隠岐」コーナーにある、かわいい形の布の枕。
その名も「FUNEピロー」。
よく見ると船の形をしています。
隠岐コーナーにあるのですが、作っていらっしゃるのは松江市の「眠りの専門店 たにや」さん。お布団や枕の専門店です。
なぜ松江で「船」ピロー?かというと、たにやさんの奥さまが隠岐のご出身なのです。
これは隠岐あるあるなのですが、本土と隠岐をつなぐフェリーの2等客室は自由席なので、だだっ広いカーペット敷きの広間に、自由に使える毛布と枕が置いてあります。皆さん、毛布を使って場所取りをしたり、寝転がってくつろいだりして、3時間を超える船旅に備えます。
で、この毛布と枕が…。特に枕は直方体で固く、使い心地はいまいちだし、なんというか「かわいくない」。
せっかくの船旅なのに、フェリーの数時間が憂鬱だと、行きも帰りも楽しくない。どうせならかわいい枕で過ごしたい、と考えられた「たにや」の奥さまが開発されたのが、このFUNEピローなのです。
布団屋さんなので、縫製もお手のもの。フェリーの形をイメージして作られています。首を乗せる感じで使っていただく枕なので、お昼寝にもちょうどいい。
シマシマしまねでも、母の日のギフトなど、贈り物にご購入される方が多いようです(実際に隠岐行きのフェリーで使います、という方もいらっしゃいました!)。
生地はバラエティ豊かなものからセレクトされているので、同じものがないほど。私たちもいつも、楽しみながら選ばせていただいています。
「どうせなら楽しもう!」というポジティブな視点が素晴らしいし、奥さまの思いがしっかりと伝わるように商品化されているのも素敵です。
私も隠岐に暮らしていたことがありますが、船が苦手な私は、フェリーの時間が本当に憂鬱でした。
このFUNEピローで、船旅が、あるいはお昼寝の時間が、いつもよりちょっとうきうきするものであったらいいな、と思い、シマシマしまねで取り扱わせていただくことになりました。
何より、「この地域で、誇りを持って楽しく暮らしていく」というスタンスが、私たちが考える「シビックプライド」につながる、と感じたのが取り扱わせていただいた最大の理由です。たかが枕、されど枕。ツール1つでにこやかにその土地で暮らせるようになるなら、素晴らしいことだと思いませんか?
こういう、ちょっと変わった視点で作られたもの。その理由を聞いてみると、思わぬ驚きがあったりします。シマシマしまねでは、そんな「物語」をしっかりお伝えできるような施設でありたいと思っています。ぜひ、分からないことはお気軽にスタッフにお問い合わせくださいね。
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