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2023年を振り返る。「時々、コラム。」&メリークリスマス!

今回は、今年最後の「時々、コラム。」ということで、1年の振り返りをしてみようと思います。

2021年の冬に出雲市へ移転し、「オープンスペース.美南」さんでの活動も2年を過ぎました。

今年の大きな出来事としては、
◎NPO法人化15周年記念冊子の発刊と、記念イベントの開催
◎うつわイベントの開催
といったところでしょうか。

◾️NPO法人化15周年記念冊子の発刊

前年度からずっとあたためていた法人化15周年の企画として、冊子を発刊することができました!

15周年記念に何かやりたい…でも、何をしたらいいんだろう、と方向性をずっと悩んでいたのですが(缶入りクッキーを販売するとか、日めくりカレンダーみたいなのを作るとか、いろいろ案はありました)、やっぱり自分たちが今までの活動の中で培ってきたものを形にするのがいいのでは、ということで、「写真+文章+編集=冊子」を作ることが決まり、コンセプトとして「過去15年、未来の15年」を掲げました。

取材、執筆、編集…入稿まで怒涛の数か月でしたが、かかわってくださった皆さまのおかげで、とてもいい冊子ができた!と思っています。

作り手の皆さまの思いに触れ、自分たちが歩んできた15年の道をたどることで、「間違っていなかったのかな」という確信みたいなものを得ることもできましたし、本当に周囲にいらっしゃる人たちに恵まれているなあ…と、あらためて感謝の気持ちが溢れた時間でもありました。

「変わらないために、変わり続ける」

これは取材させていただいた大山の「コウボパン小さじいち」さんの言葉ですが、小さじいちさんに限らず、一歩一歩自分たちで考えて歩みを進めてこられた皆さんに通じるのがこの「変わらないために、変わり続ける」という姿勢なんじゃないかと思います。

自分たちがどうありたいのか、とことん考えていらっしゃるからこそ、回り道のように見えることも数年後に振り返れば大きな道の一部だった、ということが多いのではないでしょうか。

くらしアトリエもコンセプトはそのままに、いろいろな回り道をしたり、立ち止まったり、時には後戻りしたりと、いろんなことがありました。でも、振り返れば「変わらないために、変わり続け」ていたんだな、と腑に落ちることがたくさんあります。それはこれからもきっと、同じ。

今だけじゃなく、例えば数年後、この冊子を読み返したときにはまた、新たな発見があると思います。取材させていただいた皆さんが数年後、どんな道を歩んでいらっしゃるのか、これからの道を拝見するのもまた、楽しみです。

くらしアトリエNPO法人化15周年記念冊子「日々 綴ってきた」はネットショップで発売中。

また、noteの有料マガジンではすべての記事を読むことができます。こちらもどうぞよろしくお願いいたします。


◾️記念イベントの開催

冊子の完成を記念して、4月27日からイベント「ありがとう、15年」を開催しました!

イベントの名前がなかなか決まらなくて、取材や打ち合わせに行く車の中で「どうしよう」とあれこれ悩んだのも、良き思い出です(結局、すごくストレートなタイトルになりました)。

冊子の取材でお世話になった方々の商品・作品を中心に、この土地の暮らしを存分に楽しもう!というメッセージを込めて開催したこのイベント。たくさんご来場いただき、ありがとうございました。

思いがけず多くの方に「おめでとうございます」とお声がけいただき、自分たちで記念イベントと言っておきながら「いえいえ!」と変に恐縮してしまったのですが、

どなたか一人でも、「くらしアトリエが活動してて良かった」と思っていただけていたら、すごく嬉しいです。


◾️うつわイベント「うつわと、調味料。」の開催

ついこの間のことのようですが、もう2か月も前の出来事なんですね…。

うつわイベントも、以前の拠点である「はたひよどり」の時代から数えて、もう7回目の開催となりました。
少しずつご紹介する作り手さんの数も増えて、よりバラエティ豊かに、幅広い作品をご提案させていただけるようになったと思います。

くらしアトリエのうつわイベントの独自性は、

・ひとりの作り手さんによる個展とは違う。
・陶器市のようにお値打ち品があるイベントでもない。
・民藝から芸術的なものまで、幅広いラインナップ。
・「暮らしを楽しむ」というコンセプトが軸で、そのツールとしてのうつわの発信を行う。

というところにある、と思っています。

「買いたい作り手さんの作品があったのに、いろいろ見ていたら、あ、この人の作品もいいなあと思って、迷ってしまう」

という声をよく聞くのですが、それこそがくらしアトリエのイベントのオリジナリティ。

いろいろ迷って、ご自身のおうちの食器棚を思い出して…あるいは、よく作るお料理を思い浮かべて、それぞれの暮らしの中に必要なもの、あったら楽しくなりそうなものを、自ら選んでいく、という作業をしていただきたい!というのが、私たちの願い。

「来年も楽しみにしてます!」という声もたくさんいただいたので、開催できるように頑張ります!

…こうして振り返ると、大規模なイベントは2回で、活動自体は緩やかだったのかな、という2023年でしたが、自分たち的にはとても収穫の多かった1年でした。

また、おもてにはあまり見えないものもいろいろと…例えば地域づくりの一事例として発表をさせていただいたり、デザインのお仕事もさせていただいたりしました。
一つのお仕事が次につながったり、人づてにご紹介いただいたりして、ありがたいなあと思うことも多い1年だったように思います。

2023年、お世話になった皆さまに感謝すると同時に、2024年も自分たちらしく、「地域と暮らしをつなげる」ための活動を続けていければと思っています。

ちなみに…今年書いた「時々、コラム。」で一番「スキ」が多かったのはこちらの記事でした。

トップの画像のインパクトからなのかな?という気もしますが(あんこを手作りするの、意外に簡単なんですよ~、ということも綴っています)、たくさん読んで頂きありがとうございました。

そして…一番ビューが多かったコラムはこちら。

おそらく映画の影響だと思いますが(当たり前)、こちらもたくさん見ていただき、ありがとうございました!

今年の「時々、コラム。」はこれが最後となります。1年間お付き合いいただき、ありがとうございました!

皆さま、メリークリスマス。そして、良いお年をお迎えくださいね。

サポートありがとうございます。とてもとても励みになります。 島根を中心としたNPO活動に活用させていただきます。島根での暮らしが、楽しく豊かなものになりますように。