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高熱から復活、ポルト観光をする海外ひとり旅

高熱から復活の3日目

スペイン・ポルトガル旅行3日目。スペインでは高熱に悩まされ、そのままポルトへ。
自分の回復力に驚くが、寝たらそこそこ元気になった。
(しかしこの記事を読むと分かるように、写真を撮る元気が出たのはポルトに着いてから。なので前半は写真なしですみません。)

サンティアゴ・デ・コンポステーラからポルトはバスで移動。
幸いホテルからバスターミナルは近かった。

ポルトガル人はおせっかいでやさしい

ポルトへ着いてメトロで市内へ向かう。

ガイドブック『地球の歩き方』の路線図とにらめっこしている私に、ちらちらと視線がおくられているのに気づいた。視線の先は、心配そうな顔をしているおじいちゃん。

駅にさえ着けば電車の乗りかたは分かるんだけど…おじいちゃんがどこに行くの?という感じで尋ねてきた。恐らくポルトガル語で。

おじいちゃんは英語を全く話せず、私はポルトガル語が分からない。でも困っていそうな私をほっとけなかったのだろう。

行き先を伝えると、「わしについて来い!」みたいなジェスチャー。
1回路線を乗り換えなければならない時も電車から降りて、私がちゃんと着いて来ているか確認するために何度も振り返りながら歩を進める。
目的地の駅に着くと一緒に外へ。

「ホテルはどこだ?」みたいなことを聞かれたのでスマホでホテル名を出すと、また「わしについて来い!」。

さすがにホテルまで案内されるとお金をとられるんではないか、何かされるんではないかとちょっと怖くなって、「ホテルまではナビがあるから一人で行けます。」と言ったら
そうか、分かったという安心した顔でさっさと去って行ってしまった。

心からの親切心だったのに、怪しんでしまって恥ずかしくなった。

ポルトの街なみ

今まで日本も含めて、道を訪ねても目的地まで連れて行ってもらったことがなかったので、衝撃的だった。
ふつう、口で答えるだけだよね。

ポルトガル人の親切に驚かされた。

無理をしない程度に散策

恐らく平熱になったとは言え(体温計がないから感覚)、ぶり返してもいけないので、無理をしない程度に歩くことに。
それにしても、昨日は1日寝込んでいたのにすごい回復力だ。

ポルトは驚くほどアップダウンのある坂道都市で歩くだけで足腰が鍛えられそう。
全回復していないので、近場を見て回ることにした。

サン・ベント駅

20世紀の初めに建てられた駅。
今もなお地元民、観光客に使われている現役の駅だ。

見事なアズレージョで、それをパシャパシャ撮る観光客と、気にもとめずにスタスタと歩く地元民。
観光と日常が見事に交差する場所だった。

ボリャオン市場

1839年に創設されたポルトで最も古いボリャオン市場へ。
歴史は古いが,2022年に改装工事をしたそうで、できたばっかりの清潔な市場といった感じだった。

生鮮食品、チーズ、肉製品など。その場で食べられるようにテーブルもあった。


旅行前からポルトに行ったらポートワイン(ポルトの町から大西洋に注ぐドウロ川の上流地区で造られるワイン)を飲もうと決めていた。

酒好きな私。なのに全然お酒がほしくない。
完全復活していない証拠だ。
目の前にポートワインが並んでいるのに、パスした。ま、明日もポルトにいるし、いっかな。

市場は見学するだけとなった。

アルマス礼拝堂

ボリャオン市場から徒歩数分の距離にあるアルマス礼拝堂。外壁は美しいアズレージョで覆われている。

約1万6000枚ものタイルを使われているそう。フォトスポットとしても人気が高いようだ。

なかにお邪魔すると礼拝が行われていた。なのでさっさと外に出たのだが、駅同様ここもひとびとの生活が垣間見える場所だった。

コンガ

ヨーロッパに着いてから、速攻体調を崩しバナナ2本しか食べていなかった。
つまり朝のバナナから何も口にしていなかったがようやく食べたい気持ちが沸いてきた。

せっかく食べるならポルトガルっぽいものを。

選んだ店は「コンガ(Conga)」。ビファナという豚肉のサンドイッチのようなハンバーガーのような食べものをおいしく安価に食べられるらしい。

ひさびさにまともな食事をしたせいか、ビファナは驚くほどおいしかった。
ちょっとピリ辛でジューシーな肉。食べているうちにお腹が減っていった。

追加でカルド・ヴェルデというポテトとキャベツのスープを飲んだ。
身体に沁み渡る〜。

ご飯が食べられるようになった喜びとポルトガル料理のおいしさに触れた。

パステル・デ・ナタ

日本ではエッグタルトで知られているスイーツはポルトガル生まれ。
本場ではパステル・デ・ナタと呼ばれている。

あちらこちらでナタが売られているとあとで知ることになるけれど、たまたまホテルの近くに名店のひとつ「マンテイガリア(Manteigaria)」があった。

一気に食欲が沸いた私は、食後のデザートにナタを購入。

バターのいい香りがするナタの中身は、とろっとろのカスタード。シナモンも香って、かなり満足度の高いスイーツだった。

これは滞在中にもう一度食べなくては。

3日目終了

無理をしない3日目は無事に終了。本当はもっと散策したかったけれど明日もあるし、寝ることに。
4日目の旅は次の記事へ。

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