休んでいいかな

体がつらくて、会社を休んでいた。
メンタルはそんなに落ちていないけど、体がとてもつらい。


甘木サカヱさんの『アラフォーになってようやく気づいたんだけど、私、たぶん向いていない。生きることに……』を読みました。


『タイミングよく、というのもおかしな話だか、この原稿を書いているときに中学生の息子が「頭痛い。だるい。とくに病気ってわけじゃないと思うけど学校休みたい」と言いだした。
熱を測っても平熱だし、朝食もぺろりとたいらげた。顔色も悪くなければ、咳も鼻水もない。
これは完全にサボり目的だな……と、熱がないなら学校に行きなさい、と一喝しようとして、ふと思いとどまった。ちょうどこの原稿にとりかかり、「私たちはどうしてSOSを出すのが下手なんだろうか?」と考えていたときだ。
思い返せば子供の頃、まわりの大人に学校や部活を休みたいとか、習い事をやめたいというと叱られるのが常だった。
熱もないのに。頭が痛いくらいで休んじゃダメ。簡単に休んだらサボり癖がつく。さまざまな理由で、私の「休みたい」という欲求は却下され叱責された。
そのうちに体温計をぬるま湯につけて体温を偽装したり、練習中の怪我がなかなか治らないふりをして運動部の部活をサボったりという小ワザを身につけていくのであるが、それだって常に嘘がバレるのではないかという恐怖と、ほかのみんなは頑張っているのに……という罪悪感がついて回った。
いま思えば、あれが自分のSOSだったのではないだろうか。
もう無理。ちょっと休みたい。そんな素朴な声を甘えだと断裁され続けたことで、素直に助けを求めるのは悪いことだ、他人より多く休むことはいけないことだ、刷り込まれてきてはいなかっただろうか』


休むことはいけない、って思ってました。
でも体に限界がきて休みました。

今までだったら、それでも無理して会社にいってました。
でも、もう無理でした。

休むことができてよかったです。
休ませてもらえて感謝です。
回復することができました。


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