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ライティングスキル|「言葉にならない」表現を紡ぎ出す方法

今日は、言語化について少しお話ししますね。

「書くのが苦手で」
「書けないから語彙力を伸ばさなきゃ」
「何言っているか自分でもわからなくなっちゃうんです」


そういう経験、あなたはありますか?

私はめっちゃあります!!!


「え? エリさんでも書けないって思うことあるんですか?」
そう言われることもあるんですが、大ありです。むしろ、私は20代前半でその大きな壁にぶち当たって、小説家になるのを諦めました。「私、才能ないんだ」って。

当時は、どうしてそんな状況になるのか、教えてくれる人がいなかったんです。


実は、それって語彙力の問題でも、才能の問題でもないと今は思っています。もちろん超有名な小説家やエッセイストさんは、才能がある方だと思いますが、彼らだって、今から伝えるステップを丁寧にやっているはずですよ。


■「感じたこと」は無意識の海へ

私たち人間の脳では「自分でわかっている=自覚していること」はせいぜい3~5%程度に過ぎないといわれています。

ほとんどの感覚は言葉になる前に、潜在意識、つまり無意識の海に沈んでしまうのです。

「尊い……語彙力の消失……」
とか
「推しが好きすぎて言葉にならない……」
とか

そういう感情は、実はぜんぶ潜在意識にあるのかもしれませんね。

さらに、潜在意識と顕在意識の間には、薄い氷のようなもの……「潜在意識の門番」がいるといわれています。

この「潜在意識の門番」は、奥の方にあるトラウマなどがうかつに外に出ないよう、私たちの心を守る防御反応の役割を果たしてくれているとか。

でも、顕在意識でどんなに頑張ろうとしても、何かうまくいかない……自分ではこう思っているけれど、なかなか体が動かない……そういうときは、潜在意識下で「本音」がブレーキをかけているのかもしれません。

95%は自覚できないのです。
そこにどんな本音が眠っているか、自分でもわかっていないんですよ。
人間って、ほんと不思議です。


■本音の扉をちょこっと開けてみる

そんな自分の「本音」、どんなものだか、ちょっと気になりますよね。

実は、言語化によって「本音の扉」を少し開くこともできるんです。
人によっては、それが大きな気づきになることもあるくらい。


その方法を、今からお伝えします。


まず、直感で、「これが知りたい・これがやりたい」ということを10個書き出してください。あんまり難しく考えないでくださいね。
例えば、「①稼ぐ方法が知りたい」「②痩せたい」「③世界遺産見に行きたい」とか、なんでもいいです。

その中で、最初に目についたものを1つ、お題にしましょう。
じゃあ、「②痩せたい」だったとしますね。


それについて、90秒、「痩せたらどうなりたい」をひたすら紙に書き出します。書きなぐってもいいです。このときのポイントは、90秒でとにかく書き出すこと。
「モテたい」「馬鹿にされたくない」「服を着こなしたい」なんでもいいです。たくさん書いてください。


90秒たったら、途中だったとしてもやめます。ペンを置いてくださいね。
そして、その中で最初に目についたワードをピックアップします。
例えば、「馬鹿にされなくない」だったとしましょう。

次は「痩せたい」と「馬鹿にされたくない」を念頭に置きながら、「なぜ?」を問いかけていきます。また90秒間、「なぜそう思うのか」をどんどん書き出してみましょう。


そこで出てきた答えは、どんなワードでしたか?

このワークで大切なことは、「頭で考えない」こと。
パッと書き出した言葉を見て、そこから連想された言葉を、限られた時間内にひたすら書き出してみるのです。この「連想」がポイント。

いきなり「痩せてどうしたいの?」と聞かれても、5%の顕在意識で
「え~と、それは……」
と想像できる範囲の答えを出してしまいがちですが

この「限られた時間(プレッシャー)の中で、目についたものから反射的に連想して出てきたコトバ」は、「潜在意識の門番」を潜り抜けた本音であることも多いからです。


これは、長時間やればそのぶん深い言葉にたどり着く、というものではないと思います。私もいろいろ試して、やはり90秒+90秒(3分間)が一番集中力が保たれ、意外な言葉に出会える確立が高い気がしています。

■「書けない」の本質は「自分の想いがわからない」

私は今、電子書籍出版をサポートが主な仕事ですが、
「書けないんです」
という方は、別に語彙力がないわけでも、日本語が下手なわけでもないんですよ。

「自分が本当はどう思っているのか、実は自覚していない」
という部分が大きいのです。

本質を聞いてみると、いきなり水を得た魚のように文章が書けるようになることもあります。あとは自己表現に対する恐怖や、自分自身に対する自信のなさが原因となっていることも。

しかしどの理由も、「自分はこれを伝えたくて、表現をしたいんだ」という信念にたどり着くと、怖くなくなってくるんですよ。


小説家を諦めた20代の私は、まさに「私はこれを伝えたい」がまったくない状態でした。成績は常に上位だったのですが……小手先のネタでなにかが書けたとしても、別に面白くないですし、読んでも特に感情が動かないんです。

「私は、私の中が空っぽだ」

そう思って、才能のなさにうちのめされた22歳。でもあのときに書くことにたくさん触れ、そして挫折を味わったおかげで、今の私があります。


本当は空っぽだったんじゃない、本音に気づく作業がわからなかっただけ。

とはいえ、今でも、私は私の中で、まだ「文章でこれを伝えたい」という強い想いには出会っていないような気がします。今は、皆さんの「書きたい」を引き出すのが一番楽しいかな。


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