kurayamisakaってどこすか

長らくチャリに乗っていないといざ乗るときにバランスを崩しそうと思いつつ、乗ってみるとそうでもなかったのも束の間、カーブの先に命の選択肢。

慢心禁物、あらゆる事象侮るなかれ、野生の世界ではライオンでさえ小さなイタチ相手に戦力を測りにジャブを図り、悟りを覚えると一撃もなく逃げていくのです。
賢くとは知恵の広さ、可能性への見通し、相手を決めつける前に後略へのプロセスを刻み、その一打一打で攻めろ、的なことをあるセッションバーのパーカッションおじさんが酔いながら言ってました。楽しそうでした。

お疲れ様です。
ホッタです。
kurayamisakaでドラムやってます。

昨日の企画ライブが楽しかったので投稿します。

kurayamisakaの恒例企画「kurayamisaka tte doko ? #3」at 横須賀かぼちゃ屋 pumpkin (以降、ザカどこ3と略称)

#3 できてうれしい。

横須賀のかぼちゃ屋は確か45年もの歴史を持つ老舗ライブハウスです。

自分はお初だったんですが、gtうんにょんくんや他メンバーが交流の深い箱だということでkurayamisakaとしてはかなり気合い入ってました。

呼ぶバンドについても今回もおのおのが好き過ぎてうれしょんする面子だけで固めての4マンという形で、数よりも密度な嬉しい内容でありました。

密度といえばかぼちゃ屋限定オリジナルカクテル「ヘルグラインダー」も何がブレンドされてるか分かったもんじゃないということで話題だったのでこれまた期待でした。

さて、もう始めちゃう。
9/10のかぼちゃ屋はオープンしてすでに中パンッパンでした。

トップバッターを飾ったのは
the bercedes menz、
ベルメンと呼ばれたりしてました。

企画の流れが出来上がるオープニングアクトというポジションにかなり攻撃力のあるバンドが組み込まれたなと当時お越しの皆さんは感じたんじゃないでしょうか。

身構えるまもなく早速ぶちかまされました。

ザカどこ3の雰囲気が一瞬で彼ら色に切り替わっていく瞬間があまりに顕著になって、衝撃えげつなかったです。
逃げフレーズ一切なしの右ストレートオンリーな鬼こっってこてサウンド、

MCなどの繋ぎ中も雰囲気が途切れることなく、体感ノンストップで味わえたやべぇライブでした。
機材トラブルのリカバリーも音で賄ってたし、、、

あと好きだったのがリズムに対する迷いのなさ。

ドラムは頭ではなく身体の記憶で叩いてて、ドラムのみのパフォーマンスだけでオーディエンスを沸かせてしまうほどのポテンシャル、
ベースは弦を自在に従わせて好きな音出しつつ音圧の底上げに低音をあまり使わないという高度な裏切り、
ギターは歌とリンクしているのかツインボーカルのごとくリフの嵐、かといってギターテクを披露するのはギターのみの展開のみ、その垣根を曲の中ではっきり区切っているので用途に無駄がなく目が離せない。
そして何より、全楽器のビートやフレーズ中にブレス(息継ぎ)が全くなくてこれぞローリングストーンってやつ、
上手の先ってやつなのかな、僕ごときのちっぽけさを感じました。新境地見ちゃったなぁと

早いよ、、、
のっけから分からせは、、、

その中でvo.gtのキャラクターがバンドの顔としてかなり仕事してて、それでいて本人はそんな意識はなくて日常を歌い掻き鳴らしてて、
リズム帯の土台に佇むエース戦力感が自分からしてストライクでした。

走り出したら止まらなくて人間離れしてて、
その上コード進行的なやつがめっちゃしっとりで、、泥臭いというより高い酒もガバ飲みできちゃうワイルドって表現が正しいような
(それでいてその酒を溢さないから汚らしくもない的な!)

↑ザカどこ3でら1曲目にやってくれた開口部のMVが上がっております!
めっちゃいいす、
のっけからクライマックスいただいたところで次に進みます。

2バンド目は
I hava a hurt、
asamihumanから聞かなきゃマリアナ海溝に沈めると脅迫されていたモンスターバンドです。

ドラムの山浦さんとはnougatやmamaririで対バンしていたのでまた一緒にできて嬉しかったです。

アイハブめっちゃくちゃやばい。
死んだ。
あたたまった空気感の中で火つけるまでは一緒なんだけど、燃やすというより灯す、
でそれが燃え広がって気づけば大火災の熱狂。

一見緩やかな坂もずっと登るしんどさはえげつなくて、その辛さは本人にしか分からないし、他人からすれば辛くも見えないのだろうという無情を訴えているような、とにかくすごく辛くなりました笑

(もしかして、くらやみざかってそこ?)

同時に心に仕舞っていた他人には分かってもらえない私情が共感をもってあらわになって、気づけば俺もー!!って具合に悶絶してました。

ベルメンからはストレートをくらい、アイハブからは鳩尾をくらった感じですね。

後半に場内で流れた"俺たちはこの世界で生きていくしかないんだよ"て言葉でさらに気持ちを圧縮させられて自分のキャパが満たされるというより潰されて苦しかったですね、最高です。 

だどもサウンドは激太のぶんりぶり、
感情の赴くままを本能で確立された柔軟なプレイングでフルスイングするが如く轟くサウンドが僕の顔面にもろヒットしていました。それもかなり重いやつ。
しなるバット、まじ危険的な

最後から2番目の曲(hello darkness)でasamihumanに捧ぐって形で始まったのも感慨深かったすね。
でさ、asamihumanにささぐってのにお客さんみんな沸いてるの、こんなのすご過ぎるって。
青く燃える愛だって、


アイハブはそのライブ内容や曲のあまりの良さに怖れすら感じました。もちろん叫び散らしたりもしたけど、
図らずも自身の心が侵食されている感覚があって不思議だったんです。

しかもギターぎんっぎんだから耳への通りが良いのなんの、つんざくんですよね。
このサウンドで邪念系が払拭できたのでこれは一種の音楽療法なんだと思いました。

会場大盛り上がりの中泣いてる人もいたし、、

彼らの奏でるサウンドから優しさとその裏返しを目の当たりにできたところで僕の身体はズタボロなんですが、
まだ出番ではありません。すでに数十回は死んでるけど

次ですね。
fallsheepsです。来ましたよフォルシプ。
かぼちゃ屋のフォルシプ。

fallsheeps、ついに一緒にやれたんで嬉しかったですね。
もともとサブスクの範囲内ではよく聞かせていただいていたので、人並みはリサーチできだ状態の今回でした。
ただのファン姿勢でただただウキウキでした。
そしたら今回は新曲の盛り込みが凄まじかったです笑

レスピとかbut off(これ激嬉しかった)とかで流れがすでに胸いっぱいだったんだけどなんか3〜4曲以降から新曲祭りになってて、まさに先をいくフォルシプが僕らやオーディエンスに付いてこいと言わんばかりのリードぶり、

んでね、

メンバー個々の心強さがやばいので一体感にこちらも身を任せに行ってしまう現象がたまらなかったです。
メンバーそれぞれが歌っている曲あったし、てかこれからリリースされるんだと思うと超楽しみだし、

で、からのオフスプよ、
ほんとやべぇえって、殺される。

振りかぶりに振りかぶっての乾坤一擲(約束された感動なんだけど笑)。

メンバーの目の色も激的に変わって、恐らくこれが彼らフォルシプの真骨頂、それぞれの確立された管轄の爆発、いわば合衆国の本気。
予想だにしない覚醒、身構える暇もなく、あと好きな曲やり始めたこと、色々条件が合わさってマジで飛びました。

最後に決め込まれた「こころをだいじに」でオーバーキル、
圧倒されました。

ただでさえ身体キャパオーバーなのに。

今回唯一のかぼちゃ屋出身バンドとして参戦いただいたフォルシプということで、本気の乱撃いただきました。

肉片すら残らない状態のまま次はザカに続きます。



では、企画ということでトリを務めましたkurayamisakaについて、

僕個人は肉片すら残っていないのでセッティングの時点でもうびくびくでした。

みんな技が違うだけで、戦闘力は鬼なんだもん、そのあとのこれよ、何をすればいいんにょろ、

でもねここがバンド、一人一人が重荷を背負う必要はなくて、練習した分は身体が覚えているから自分の気持ちを伝える気でいけばいいの、よね?

いやぁ、そんな不安は無用でした笑

みなさんのおかげでめちゃめちゃいいライブ出来た気がします。
来てくれたことが嬉しいし、ぱんぱんのなか想い想いに楽しんでくれて、
てかさ!合唱してくれましたよね、、、
まじで涙腺に来て危なかったです。
潔く泣けばよかった話なんですけど呼吸的に笑

そして対バンが勢いのままを繋いでくれて、
これぐらいやっていいよといった感じに仕上がったステージの上で好き勝手やれて、

ライブとして完成されたライブができたと思います。

メンバー間の感じもなんだかセッションをやってる感覚でした!

だからライブ全体が一つにまとまってて、お客さんも集中して曲聴ける状態になってて

ザカのライブに通ってる方で分かる方いるかもなんですが、前に西永福JAMでdaisanseiってバンド対バンしたんですが、daisanseiのライブ内容がまさにセッションって感じがして感動したことがあって、
あのときはお客さん目線でのそれでしたが、

今回はそれを演者目線で味わうことができました。
僕のほしいやつ、
呼吸でなんか分かるやつ、笑笑

どうかご参考に!

他メンバーがどう思ってるのか分からないけど、あのときみんな楽しかったのは間違いないと断言できます!

そしてライブ終盤にベルメンのvo/gt.が僕らにお祝いのドリンクをくれまして、
それを飲んでみるとまぁ美味しくて、つい一気しちゃいましたが、そしたらメンバーや袖の対バン方からガチトーンで危ないのでやめてくれとのことで、

聞いてみるとそれがかぼちゃ屋名物「ヘルグラ」だったみたいで笑

その後は特に支障なく、
(本編終了後、両足に痺れを感じしばらく立ち上がれなくなり、治ったかと思えば、挙句気持ちいいぐらいに吐きました笑 あ、ちゃんとトイレでね)

最後はみんなで大合唱で、、、

破茶滅茶ありの純愛ありの誠に良いライブでした。

と言った具合にまっじで気持ちよくライブが終わりました。

ベルメンからのあの高密度も、
アイハブの美しき重圧も、
フォルシプの絶え間ないフルスロットルも、
で、ザカも、
一瞬で終わっちまいました。

寂し、、

aoniのgt.いくとさんがライブ毎に都度都度ありがとうって伝え続ける理由めっちゃ分かるわ、、、

あぁ、寂し

来週も大事なライブあるので切り替えていきますが、この楽しい空間があったということは覚えていたいので本日その記録をここに投稿いたしたしました次第です。

読んでくれてあざす。
今後も頑張っていきましょう。
で、めっちゃいいライブしましょう。

またお会いできたら嬉しいです。

kurayamisaka、またみんなで探そうね

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