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Day404 「罪と罰がなければ、私はダメな人間になってしまうんだろうか?」

この連載でも繰り返し書いてきたように、私は人の本性は「愛」に違いないと考えています。

ただし、そんな私たちも「恐れや不安」を抱くと、本来の自分を忘れて他の人を攻撃したり、他の人から何かを奪おうとしたりします。

この「おかしな行動」を制御するために、人は「罪と罰」という強力な仕組みを発明しました。

望ましくない振る舞いを罪とみなし、それをやった人には心と身体に苦痛を伴う罰が与えられます。

多くの人は、そんな痛みを味わうくらいなら、自分の行動を改めるほうがましだと考えます。

こうして「罪と罰」は、自分をよりよい人間に育て、悪人も懲らしてめてくれる、私たちにとっての頼もしいお守りのようになっていったのだと思います。

今日は、社会や他の人は置いておいて、あなただけに限って次の問いを投げかけてみてください。

「罪と罰がなければ、私はダメな人間になってしまうんだろうか?」

罰とはすなわち「恐怖」です。

昭和40年代に小学生だった私は、家でも学校でも、いまでは考えられないような厳しい罰を受けてきました。

往復ビンタ、正座、ウサギ跳び、グラウンド10周、水が満タンのバケツを両手にもって廊下に立つ、ひとりだけで教室の掃除をする、ホームルームで他の生徒から次々とダメ出しをされる、冬でも家に入れてもらえないなどなど、身の毛もよだつような責めを何度も経験しました。

ここまで酷くはないにしても、あなたはいまでも、この手の「恐怖」で自分をコントロールしたいかという質問です。

仕事でミスをしたときに、上司に「バカヤロウ!」と怒鳴られないと目が覚めない性質なのか、それとも、落ち着いた口調で「やってしまったことは仕方ないですね。次は気をつけましょう」と言われるだけで問題点を改善できるのか、自分自身をどちらのタイプと見ているかといってもいいでしょう。

私は、グッドバイブスなどかけらも思いついていない子どものころから、先に挙げたような罰には猛烈な抵抗を感じていました。

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