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西湘バイパス 夜のドライブ

各地で花火大会が行われた夜、 神奈川県内を走る東海道線が事故で止まった。

平塚駅で足止めされた家族を迎えに行くために、夜の西湘バイパスをドライブすることになった。 

この間「西湘バイパス ドライブのすすめ」という記事を書いたばかり。こんなにも早く平塚へのドライブが実現するとは思わなかった 。


夜の西湘バイパスを走るのは初めてかもしれない

 パソコンでのお仕事が済んだら寝ようと決めていたから、少しだけめんどくさい。

 なんとか眠気を覚まして、ハンドルを握る。 

モバイルバッテリーで携帯電話を充電していたからお気に入りのセットリストは使えない。

カーオーディオに入っていた嵐のアルバム(タイトルは思い出せない!)を大ボリュームで流しながらエンジンをかける。


さあ、夜のドライブに出発!

いつも通り、橘インターから西湘バイパスに入る。 夜の海は昼間の姿とは大違い。本当に真っ暗で何も見えない!  

月が出ていたかは覚えていない。海岸線もぽつりぽつりと明かりが見えるだけ。

……怖い!海に目を向けるだけで、暗闇に吸い込まれてしまいそう。

幼い頃の記憶がよみがえる。 そういえば夜の海、 大っ嫌いだったなあ。

 おびえながら運転するわけにもいかないので、前方を走る車だけを追いかけた。嵐の曲を大声で歌いながら、ひたすらアクセルを踏む。

もう深夜だから、 昼間の約半分ぐらいの時間で平塚駅に到着。 無事、家族をピックアップして家路を急いだ。

 日中、キラキラと光を浴びて輝いてた海は、 この時間は驚くほど暗い。街路灯に照らされたハイウェイだけが明るく光っている。

昼間は海に飛び込みそうで怖い!と思っているインターの出口も、明るい道だけを見て走るので恐怖をまったく感じない。そうか、海が見えたから怖かったのか!!

帰り道は 交通量が少なかったから、行く時よりもさらに短い時間で帰り着いた。気づけば日付が変わっていた。


夜のドライブのあとで

突然実現した平塚への夜のドライブ。
昼の海とは全く違う夜の海。

わたしは西湘バイパスからの昼と夜、対照的な眺めを交互に思い浮かべながら眠りについた。

やっぱり西湘バイパスのドライブは昼間がいいな。あらためて、そう思った夜でした。


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