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墓場まで持っていく本▶miyo

ビブリオバトルには公式ルールがある。公式ルールにはないが、横浜KURIBOOKSのビブリオバトルにはちょっと面白い(と司会の私が思っている)企画がある。

バトラーが発表を始める前に、そのバトラーの横顔をちょっと知って欲しくて?もとい、司会がバトラーをいじりたくて?、一問一答を投げかける。YesかNoで即答できる、スパイスの聞いた質問を主宰者のくりさんと考えるのが司会の醍醐味でもある。バトルの日が迫ってくると、在宅勤務をフル活用!して、くりさんと質問の推敲を重ねる。

ひねっていない質問だと、
「あなたの未来、宝くじがあたりました。家族に言う?いわない?」、
これが、某鉄道を愛してやまないバトラーには、
「あなたの未来、宝くじがあたりました。家族に内緒で○○線を買収する?しない?」。
このバトラーを知っている方は、バトラーからの答えを聞く前から知っている。
「Yes!!」と。
お約束された答えを聞きたくてする質問。あぁ、楽しい♪

ちょっと意外だったのはこの質問、
「あなたの未来の安らぎの場である墓場。墓場まで持っていく本はある?ない?」
で、「未来の安らぎの場である墓場」でドッとオーディエンスが沸いてくれたこと。
「未来の安らぎ」と来て、「墓場!」かよ!と思ってくれたようだ。くりさんが考えたこの質問、さすがだわ、くりさん!!
この回答にひねりを加えたのが、
「墓場まで持っていく秘め事、墓に収まり切れないほどある?なんとか収まる?」。
期待に違わず、この質問をぶつけたバトラーからの回答にももちろんひねりがきいていた。

墓場まで持っていく本、私は本ではなく、18歳の時から書いていて今では10冊目になった「読書ノート」かな。基本、読んだ年月、題名、著者しか書き留めないが、気に入った箇所は買った本であっても、書き写す。その箇所が長くなると書写ではなく、心安らかな写経の時間のようだ。

愚息2にこの話をしたら、「だね、忘れずにこのノートを棺桶にいれるよ。」と言ってくれた。


あなたには「墓場まで持っていく本」はありますか?
何度でも読み返したい本?
これさえあれば他は要らない究極の一冊?
恥ずかしくて家族には内緒にしておきたい本?

皆さまの参加を心よりお待ちしております。
横浜読書会KURIBOOKS - 知的好奇心を解き放とう~参加者募集中~

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