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INFPが久しぶりにMBTI診断をしたところ、ENTJになってた話

一番最初にMBTI診断をしたのは、3年くらい前でした。
生きづらさがMAXで、当時発達障害の診断を受けたんだけど、この生きづらさを説明するには発達障害というカテゴリだけでは物足りなかった。
他の発達障害者と一緒にいても全然馴染めず共感もできなかった。
漠然と、「なにかぼくにはもっと希少で重大な何かを抱えているのだろう」という感覚が膨れ上がっていきました。

自分は一体どういう人間なんだ⁉何者なんだ⁉」という事がとにかく知りたくて、心理学の本やサイトを片っ端から調べまくった。
その時MBTI診断の事を知りました。

ただの性格診断、真に受けまいとは思ってはいたけど、当時のぼくはとにかくスピリチュアルなものでもなんでもいいから、「あなたはこういう人間だよ」という事を知って腑に落ちたかった、楽になりたかった。
発達障害以前の、根本の生きづらさの原因を知りたかった。

結果は、INFP
そりゃ生きづらいわ。生きづらかったわ。当然だ。
解説文を最後まで読み終わった時、ようやく憑き物が落ちて解放された気がしたのを鮮明に覚えています。
INFP、これが自分のアイデンティティの一部かつ生きづらさの原因なんだと意識・受け入れる事で、免罪符じゃないけど「だから生きづらいのは当然だよな」と自分を許せるようになっていった気がしてます。

これをきっかけにぼくは、HSP、エニアグラムやトライタイプ、その他心理概念を知って勉強するようになりました。
いろいろな方面から、生きづらさを解消する為のアプローチができるようになればと思って。

「ラベリング、カテゴライズされた自分は本来の自分ではない」と思う自分もいるけど、ありのままの自分っつったって自他ともにその解像度は漠然としたものだし、「本当の自分」をしっかり認識できる人は稀だし、できるようになる事も難しい。漠然としたものには自信が持てないしね。

だから、一度「自分はこういう人間だよ」と分類しちゃう事が手っ取り早いと思ってます。
それらを自分の一部として意識・取り入れる事で、アイデンティティを組み立てやすくなると考えてるから。

だからぼくも、INFPを基準として自己理解と自己構築を深めていっています。

さて、この前久しぶりにMBTI診断をやってみました。
最初の診断から3年経って自分も変わったし、またINFPはINFPでも、その中のパーセンテージによって印象や意識も変わるから、自分の変化・成長を確かめる為にやってみたのね。

そしたら…

まさかのENTJがでました。

まじかよラスボスになっちゃったよ…
確かに以前よりも外向的にはなったけど
Nは相変わらずなんだな
Tになっちゃった…合理思考マシンになっちゃった…
計画性もててる⁉
自意識高い豆腐メンタル…うんそうね合ってる

日をおいて再診断、他サイトでもやってみたりしたけど、
結果はすべてENTJでした。

INFPからENTJに変わる事なんてまずないと思うし、実際ぼくも見聞きした事はないです。
たった3年でスライムからラスボスへ転生なんて前代未聞の事態じゃねえか‼と興奮し、今回考察記事を書きました。
マジで何が起こった…俺…


INFP→ENTJへ 考えられる理由

自分が変わった

まあ、実際変わらなきゃこんな変貌遂げないよな…
ぼくが思うに、「同化」が理由と思ってます。

憧れの人物像に対して「自分もこうなりたい」と強く意識して、真似を続ける事で、だんだんと憧れの人物像に近づいていくこと。
憧れの人の外見や立ち振る舞い・考え方などをどんどん自分に取り入れていき、やがて「理想の自分」へと変わっていく。
憧れの対象を自分の中に取り込み続けていくと、次第に自身の振る舞いや考え方もそのようになっていきます。
同じく化ける。要は「形から入る」ね。

ぼくはENTJに対して強い憧れがあります。
INFPとは真逆の「強者性」、強烈なリーダーシップ、行動力、実行力に惚れこみ、「自身もそのようになれたら」と常に意識しています。
だから無意識のうちに、彼らの要素を取り入れていってたんだと思う。

堂々と前を向く。自分を出す事をためらわない。
目標をしっかりと定め、向上心をもって取り組む。計画的に、狡猾に。

「自分はENTJなのだ」という自己暗示を常にかけ、本当にENTJであるかのような立ち振る舞いを心掛けていました。
ペルソナを被り続けると、心身共にそのペルソナが浸透していく。
とくに感受性が強いINFPは影響されやすいたちだから、感化のスピードや順応、適応も早いのかもしれない。

3年間のうちに自然と沁みついていったんだろうし、数年もあれば人はかなり変わる。
だから、結果としてENTJとなったのかもしれないです。

エニアグラム‐トライタイプの影響

エニアグラムにおいて、ぼくのトライタイプは478です。

478‼

トライタイプ478は、非常に自己主張が強く、エネルギッシュで行動的、リーダーシップを持つタイプとしてあげられています。
特性としては、ENTJにも似ています。

ぼくはINFPにしては自己主張が激しく攻撃的、活動的です。
それはこのトライタイプが関係していると考えられます。

INFP-478はかなり珍しく希少種なので、自分を一言で表す際の説明とするのに十分すぎるアイデンティティです。
この自意識も、今回の結果に影響を与えたと考えられます。

心理機能は変わらずINFP

さて、MBTI診断では堂々のENTJが出たんだけど、心理機能診断の結果は相変わらずINFPでした。

やだよ~~~~INFPやだよ~~~~~~~~~‼‼


ENTJ要素どこや…

ご覧の通り、Fiの異常発達&T型機能の完全沈没で、典型的なINFPの結果です。
INFPの心理機能は
Fi(内向的感情)-Ne(外向的直感)-Si(内向的感覚)-Te(外向的思考)
ENTJの心理機能は
Te(外向的思考)-Ni(内向的直感)-Se(外向的感覚)-Fi(内向的感情)

なので、グラフの伸びを見るかぎりINFPが最も近いタイプという事になる。
ただ、SeがNeよりも高いのが気になるね。
Seが強いタイプはESFPなどのS型(感覚型)で、INFPにとってはめったに使う事ができない機能なんだけど…
S型の現実的感覚を鍛えてる事もあって、そのせいなのか?

とかく、この結果からはENTJ要素は見当たりません。

TiとNiが発達しとる…今度は何や…

別のサイトで再診断したところ、何故かTiとNiが急激発達という意味不明な事が起こりました。
しかも主機能Fiとほぼ横ばいという…

INFPの心理機能は
Fi(内向的感情)-Ne(外向的直感)-Si(内向的感覚)-Te(外向的思考)
ENTJの心理機能は
Te(外向的思考)-Ni(内向的直感)-Se(外向的感覚)-Fi(内向的感情)

Ti(内向的思考)が高いタイプとしてはINTPなどのT型(思考型)があげられます。
考えられる原因としては、T型思考を鍛えている為、ここでその要素が強く現れたのかもしれない。
それか設問に、論理・効率重視の回答を多くしたからか…いやわからん。
Niが高く出た原因としては、ENTJに近づく為に思考の仕方を意識しているからだと思われる。
ENTJは第二機能にNiを持つからね。
またここ最近で自分の欲求や我を通す事、行動する事が多くなったから、目的達成の為に無意識に使おう鍛えようとしているのかも。

印象タイプとしては、INTJがでました。
実はぼくはT型とJ型の比率がほぼ半々なので、時によってTJ型になる時も多いです。
もしかしたら、この影響もあるのかも。

INTJも憧れるタイプのひとつです


まとめ

とまあいろいろ考察してみたけど、原因は不明です。
念願のENTJになれて嬉しいけど、心理機能は人生において変わらない為、INFPはずっとINFPの機能を持ち続けるのだとか。
心理機能を基準にしたら、やはりぼくは生涯INFP確定らしいです…

だけど、INFPひとつとっても性格や気質はさまざまだから、典型的なINFPの説明を見て「うげー自分INFPだあー、嫌だあ」とはならないで、様々な観点から自己理解を深めていく事が大事だよね。
エニアグラム、トライタイプでも全然違うから、この部分はこの要素、あの部分はあの要素、というように細分化してやっていくのが良い。

おそらく、ぼくは複数のタイプのペルソナを被る癖があって、気分や状況に合わせて無意識に変えているのかもしれないです。

ENTJに同化するのもそうだし、ENFPやINTPのようにふるまう時も多い。
いろいろな人を演じる事で、自分の本質を追い求めているんだろうな、たぶん。

今回の気づきとして、同化などで自分を意図的に別人に持っていく事で、生きづらさの緩和が図れるのかもです。
憧れに近づく事で自己肯定感だったり自信をつける事にも繋がるし、なによりも何者かになる事は楽しいと思ってる。

理想の自分なんて実体がないし、憧れの人も他人だから成り代わる事はできない。
求め続けるのは違うけど、ただ気分転換や挑戦の為なら、ペルソナを被って自分を変えてみるのはありなんじゃないかな。

とりあえずしばらくはENTJとして生きようと思います。


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