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蒼天航路

2023.11.19 071
毎日note、今日はマンガ「蒼天航路」の話でも。

三国志は、おそらく皆さんと同じく横山光輝先生のマンガで知り、全60巻を読んだ。
劉備は善で、曹操は悪、孫権はまあ普通。
そんな印象を受けた。
しかしながら、大人になり蒼天航路に出会い、曹操側の視点で物語は描かれているのを観ると、また考えは変わっていく。
曹操はとにかく才能=人を優遇する。
なので、曹操側の人材にはとても個性的なキャラが見える。
郭嘉なんかはとにかく好きな軍師だ。
荀彧は可愛いし、夏侯惇にはついていきたくなる魅力があり、張遼は関羽以上に恐ろしく、荀攸の生真面目さや、賈詡の残忍さ、憎めない程昱、許褚もとてもいい役柄だったなあ。
残念なのは司馬懿が活躍する前に蒼天航路は幕を閉じるので、そこだけが残念だった。
蜀はというと、諸葛亮孔明を化け物っぽく描いたり、劉備はとにかくだらしない人だし、関羽と張飛は怖いし、趙雲は美しくてカッコいいし、馬超も黄忠もちゃんと見せ場がある。
法正がすげえってのは蒼天航路での新たな発見だった。
俺的には全く興味のなかった呉も、孫策と周瑜の義兄弟も観ていてよかったし、孫権のキャラクターも憎めない。
張昭の小姑ぶりもよかったし、何を考えているか分からない甘寧、呂蒙も敢えて成り上がった感じで見せたのも面白い発想だった。

横山版が入門編だとしたら、蒼天航路はさらに一歩踏み込んでキャラクターを存分に見せてくれたという感じだろうか。
1年に1度、読み返したくなる作品。
また読み返したい作品を掲げてしまったので、どんどん積みあがっていくのが増えていくなあ・・・。
蒼天航路読み終えると、横山版読みたくなるんだよなあ・・・笑