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20200121-20200126

映画、書籍、音楽でバラけた一週間。これぐらいバランスが良いと良いけど、これが続くかどうか。いや続ける。今決めた。来週からこのバランスでいく。

1:リチャード・ジュエル

隣の老人夫婦が映画中二話しながら見るマナー無視タイプだったので一喝して黙らせて鑑賞。イーストウッドの作品は作品を追うごとにシンプルになっていくので、良いか悪いか置いておいて、飽きるわけでも引き込まれるわけでもなく淡々と2時間超が過ぎ去っていった。FBIの杜撰且つ強引な操作とか、メディアの報道の脆さ、扇動される世論とかそのあたりの騒がしさとジュエル本人の良くも悪くも淡々とした感じの対比(ちょっと怒るところもあるけど)が印象に残った。エンドクレジットでディカプリオの名前がでてきて何事かと思ったら、もともと出演予定だったらしい。配信されたらまた見返す予定。イーストウッド作品は実はそうやってじっくり見返すほうがたぶん良い。

2:言語化力 (言葉にできれば人生は変わる) /三浦崇宏

2020年の私的なテーマの1つとして、「食わず嫌いなものはとりあえず食べる」というものを持っていて、その挑戦として読んだ一冊。僕はこの著者が昔から好きではないというか、とても苦手(表紙のアヒル口を見て察してほしい)だからこそ読んでみることにした。期待値が低い中で読んだからかもしれないけど、意外にもまともなことがたくさん書いてあって驚いてしまった。この著者とは一時期おそらく同じ会社にいたこともあるし、年齢で言えば同い年。そういう点が影響しているのかはわからないけど、いわゆる「伝え方」という側面においてこの著者が経験してきたであろう失敗を何となく想像できる。つまり、何となくこの人とは似ている気がする。同族嫌悪かもしれない。最後の章は、過去の体験談が多かったからか、読んでる途中でなぜか少し泣けてきてしまった。この著者に対しての食わず嫌いをこれで少し克服できたので、そういう意味でも手にとって良かった一冊になった。

3:Eric.w / the band apart

確か高校生ぐらいの時に出てきたバンド。YouTubeで何かを流しっぱなしにしてたら久々に流れてきて懐かしさもあり聴き直す。何かの記事で人は高校時代に聴いていた音楽から離れられないみたいなことを書いてあったけど、それはこのバンドと僕の関係性においては当たっている。逆にそのあとに傾倒したハウスやテクノといったダンスミュージックはクラブなのか、レイヴなのか、現場の空気を楽しむ側面もあるから一概には比較しづらいけど、また聴き直すかと言われると少し違う。ちなみにこのバンドは音楽性はともかく、今はもう更新が止まってしまったけどドラムの小暮氏の公式サイト内のブログの文章が好きでよく読んでいた。長く聴ける音楽ってそこまで多くないと思っているけど、このバンドはその多くない中の1つのバンド。

▼その他

・教場:書籍版。よくドラマにできたな、という感じ。まだ続いているシリーズみたいなので、読む本が片付いたらまた読み進める予定

・GIRI/HAJI:ブラックレインを思い出した。主に日本の若干ズレた捉え方について。日本語の言い回しの変な感じはそっくり。窪塚洋介は相変わらず良い。今僕と同年代の人は理解してくれるんじゃないだろうか。

・なめらかな世界とその敵:これは来週投稿予定。SF小説は食わず嫌いしていたけど、三体以降興味を持ち、読み始めてみたら慣れないながらもハマりそう。

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