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人生のセカンドシーズン開幕

私にとってのそれは息子の誕生だった

今日一緒に不妊治療をしてきた友人から陽性反応がでた報告を受けた
嬉しくて嬉しくて、人が多い公園の端っこで2人で声をあげて泣いた

彼女は子供が欲しくて婚活を始めるぐらい子供が好きで、
途中卵管摘出手術をしたりで29歳から始めた不妊治療は
35歳目前の体外受精10回目で初めての陽性だった

5回目あたりの陰性の時に、私の母は彼女のその話を聞いて
「神様ってほんまにおるんかな」といって泣いた
それほど周りから見ても彼女ほど子供を切望している人はいなかった

途中、彼女が子供をあきらめようと思ったとき、
私が「育児は第二の青春、人生のセカンドシーズンって感じ」と話したことが心に残っていて、あきらめるのをやめたと話してくれた

なにげなく言ったことだった
今思うとデリカシーのない発言だ
先に不妊治療を始めたのに一回目の移植で妊娠した私の、
当時の彼女にとっては苦しくなったかもしれない言葉だったのに
それを糧にしたと言ってくれたのは嬉しかった

ただ間違いなく私の第二の青春は息子である。
いつか親離れしていく息子との有限な幸せな時間。

学生時代の青春が終わり、
仕事も好きではなく、推しもいない私のつまらない人生が
こんなにも明日が心待ちになる日々になるなんて。

今日から彼女のセカンドシーズンが開幕した。

一緒にいた息子に「〇〇ちゃん、ママになるんだよ!」というと
息子が彼女に向って「ママ」といった
彼女は泣いた

旦那の一番好きな考え方がある。
それは「良いことは何回祝ってもいい」というもの。

転職活動で大手から採用をもらったとき、息子を妊娠したとき。
旦那は良いことがあると毎日お祝いの乾杯をした。
そしてそれは数か月続いた。
毎回同じ話をし、毎回良かったよねと言い、毎回幸せを感じた。

不妊脳あるあるだが、いままで簡単に妊娠できなかった分、
出産までずっとずっと不安だろう。

陽性が出ても流産してしまう可能性だってある。
障害が見つかる可能性だってある。
心拍が途中で止まってしまう可能性だってある。

でも今無事着床して陽性がでたことは
まぎれもなく嬉しいことだから
今をお祝いしようと彼女に話した。

心拍が確認出来たら、9週の壁が突破出来たら、
性別が分かったら、安定期に入ったら。

ことあるごとに出産まで不安と戦う彼女をお祝いしつづけたいと思う。


そして最後に私がおすすめした、
「妊娠検査薬を使って陽性を見る」というイベントをしてもらい、
驚くスピードで陽性判定の線が入ることを楽しんでで笑った
(陰性判定後に捨てたゴミ箱に何度も確認しにいくのは妊活あるある)

幸せのおすそわけありがとう
一緒に最強のママになるぞ!!!!!!

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