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【J2第18節 vs岐阜 レビュー】これがあるから現地観戦は止められない

大宮 2-1(1-1/0-1) 岐阜 得点者:奥抜、三門

最of高。そりゃまぁサッカー全体の事を考えれば早いうちに2・3点差つけて逃げ切る方がよっぽど安定してて心臓にも優しい試合なんですけれどもそれでもあえて言おう!最高であると!

両チームのスカッド

〈大宮〉
・スタメンに前節からの変更点はなし
・63分茨田⇋小島、69分奥抜⇋大前、吉永⇋バブンスキー
・69分以降は、三門をWBにして3-4-2-1の形に

〈岐阜〉
・前節終了時点で、5連敗中と波に乗れず最下位に沈んでいる
・前節からの変更点は2点。永島の所に風間、中島の所にハム ヨンジュン
・38分柳澤⇋タビナス、72分小野⇋永島、75分デフリース⇋前田
・タビナス投入以降は、粟飯原が右WBに

岐阜の狙い―守備編―

岐阜は大木監督の代名詞とも言えるポゼッションサッカーを志向しています。
ですが、前からプレスをかけて奪ってからのショートカウンターも狙いとしていました。基本的には5-3-2の形をとっていましたが、大宮よりもアンカーが深い位置をとっていました。取りどころをWBと茨田・奥抜の所に設定していたように思いました。

岐阜の得点シーンはそのプレスの形がほぼ完璧にハマったシーンだと思います。

得点シーンの映像を見ていただければ分かるかと思いますが、最初にボールを持っている畑尾のパスコースは茨田のみですし、畑尾からパスを受けた茨田のパスコースも奥井のみになっています。最終的にボールロストした奥井がパスを出せ得る選手もしっかりマークのつかれた奥抜のみになってしまっているので、奥井のところでとられなかったとしても奥抜のところで結局奪われたのではないかなと個人的には思います。
それでも、奥井があの位置で長めのヒールパスをするというリスキーな選択をしたのはいただけません。あとは岐阜のショートカウンターに一切の無駄がなかったといった感じでした。

岐阜の狙い―攻撃編―

先ほども触れた通り、大木監督率いる岐阜が志向しているのはポゼッションサッカーです。

基本的には3バック+2(DHとIHのどちらか)で数的優位を保ちながら、中盤に人を集めた後、サイドの選手にだして最後は2トップで仕留めに行くといった感じでした。
しかし岐阜の攻撃はサイドへと持っていくところまでは出来ていましたが、サイドからゴール前へと持っていく時に中央を固めている大宮の選手に引っかかるというシーンが多かった印象を受けました。

大宮の狙い―守備編―

守備の基本形は前節と殆ど変わらず、DHの石川が積極的に前に出てくる5-3-2の形をとっていました。

ファーストプレスをかけに行くフアンマと奥抜がコースをあまり限定出来なかったため、MF陣が効果的にプレスをかけることが出来ませんでした。
それでも得点する前はIHが果敢に前に出ることでカバーしていましたが、得点後はIHが自分自身の裏のスペースが空くのを恐れてか、そのプレスも弱まってしまい中盤での主導権を握られてしまいました。

前節と同じ5-3-2をとっていましたが、今節は前節ほどプレスがハマったとは言いにくいと思います。ではそれは一体なぜでしょうか?その答えは噛み合わせにあると思います。

前節は1人1人の役割がハッキリしていたために、選手達は迷わず前からプレスをかけに行くことが出来ていました。

下図は京都戦のプレスの形ですが、ファーストプレスをかけるフアンマと奥抜が最初にある程度コースを限定できていたので、それに連動してMF陣もプレスをかける事が出来ていました。

大宮の狙い―攻撃編―

まあ狙っていたことはいつもと変わりありません。

4-1-5の形を作ってじっくりと崩すor前プレからのショートカウンターを狙いとしていました。

しかしどちらの攻撃の形も前半は上手くハマらず岐阜の守備ブロックをかき乱すことが出来ませんでした。

後半はよりアグレッシブに行く事と噛み合わせの修正により主導権を取り戻したうえで、個人で流れを変えられる選手を投入する事で、ハッキリ言ってサンドバック状態にする事が出来ました。

最後に

ビクトルがチートでしたね。俺がクソツイをしてしまうほどにチートでした。

↑我がクソツイ↑

最終的にその壁を破って2点目をねじ込んだわけですが、それに関してはMexicoさんがTwitterで図説していますので、ぜひそちらをご覧下さい。

さて、今節の結果により勝ち点34の2位にまで持ってくることが出来ました。しかしこれに油断せず(当たり前ですが)、次節の東京V戦でも勝利を収めましょう!!!

ちなみにですが、この試合は俺も味スタ現地観戦です。やったぁ!!!

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