見出し画像

27年前の上司

写真は、浪江駅。波打つ屋根がココロにささりました。

いまから、27年前に浪江町出身の
上司がおられて、福島弁で熱く、
あるべき姿を語ってくださいました。
同時に部下の話をよく聞き、
お酒の場も大事にされる方でした。

23時過ぎに、オフィスから帰宅
しようとすると、宴会帰りの
上司と駅のホームで一緒になること
もあり、酔っていても、
シラフの部下から愛される上司
でした。

当時は一人一台のパソコンとなり
メールや掲示板もありました。
でも、グループウェアは貧弱であり、
まだまだ、紙の回覧がまわり、
サインかハンコで既読を
表していました。

その上司が、浪江町の広報誌を
毎月、部下たちへ紙で回覧して
くれていました。
赤いサインペンでコメントが
書いてあります。
「中学の同級生です」
「(地図上に⭕️で)実家はココ」
「遊びに来てください」
その回覧に、ほっこりしてました。

広報誌には先月末の町の人口が
表紙に書いてあり、女性のほう
が多いのか、長生きなのかな、
と漠然と思ったことを覚えています。

浪江町は豊かなところなんだな、
とすりこまれていきました。


かなり、時間が経ったあとで、
福島の中通りの金融機関の
ご担当者と月に一回、現地で
打ち合わせを行うことがありました。

浪江町出身の元上司に考え方や
話し方が似ているということも
あり、管理会計の仕組みを
スムーズに共有できました。


双葉郡に惹かれる理由は何かと
考えてみると、
尊敬できる方々との繋がりなんだなと思いあたります。

あと、お酒の席でのつきあいですね(シャイなので)。

27年前も今も変わらないところも
ありますし、大きく変わっている
こともあります。 

マグロチーズ、牡蠣とお酒


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?