きっと、興味を持つことが第一歩
「機械に扱われるのではなく、機械を扱える人間になりなさい。」
まだ社会人2年目くらいのときに、そんな言葉を先輩薬剤師から頂きました。
薬局には沢山の機械が導入されていて、入りたての頃はその扱い方を学ぶところから始まります。
そもそも、機械の力が扱えなくては仕事にならないからです。
きっと薬局に限らず、どの業界で働くにしても、機械はなくてはならない存在なのでしょう。
私は機械への苦手意識もないので、問題なく扱えていたのですが、そのときに言われたのが冒頭の言葉でした。
どうして扱えているのに、そう言われたのか。
当時の私には理解が出来ませんでした。
それからしばらく経ったある日、私は一つの気付きを得ました。
「この機械の役割って、あの機械で代用できるんじゃないか?」
もしも、無駄に機械を設置しているのであれば、減らせるものは減らせたほうがいいと、私は思います。
そして、きっとこの気付きが、冒頭の言葉の意味だったのかもしれない。
思い返すと、そんな気がするのです。
教えられて扱えるようになった範囲を、ただ実行するのではなくて、
その機械の、可能性を探っていく。
便利な機能があったとしても、見つけられないのでは無いことと同じになってしまう。
だから、もっと知ろうと、興味を寄せる。
相手が機械であっても、人であっても。
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