眠るる女王よ、深き眠りにおはすがよき。
冠を被り、寝椅子に身を預けたまま、微睡める。
誰も彼女を起こさんとの約束ありし。
しかれども、彼女が永き眠りについた身とも、知る者あるなり。
いつしか目を覚まする日あらんや。
眠りのうちに彼女を見守りし我ら、その日を待ち望むのみならん。

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