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「落ち込むことなんてあるんですか?」と訊かれたので「底辺の人間だなと思って日々生きています」と答える。

 最近、案件記事みたいなのばっかり書いてるな……と我に返ってしまったので、とりとめのないことを間に挟んでお茶を濁します。間違っても案件じゃないから!!! 勝手に応援しているだけだから!!!

 好きなものは全力で応援しておきたいんですよ、相手も自分もいつどうなるか分からないから。良いことの輪っていうのは、広げておきたいもんです。まあ自分にとって「良い」というだけなので、勿論他人様にとってどうなのかは分かりませんが……善悪の線引きや尺度の話をしているとキリないですからね!

 そうそう、良いことの輪の話で思い出した。
 2000年くらいのアメリカ映画で、「ペイ・フォワード」という作品があります。当時レンタルで借りて見たんですが、これは主人公の少年が「世の中を変えるにはどうしたらいいと思うか?」という学校の課題に対して考え、実践するというもの。
 少年は「3人の人に親切(=良いこと)をする。その3人がまた、別の3人に親切をする。更にその3人が別の3人へ……」と、親切や気遣いを広げていけば、世の中が良い方向に変わるんじゃないか、という提案をします。「受けた好意を他人に贈る」というものなんですね。
 周りは少年の提案をばかばかしいと感じたり、そんなの無意味だって思うんですが、少年の知らないところでこの「好意を贈る行動」がどんどん広がっていく。自宅が火事になって呆然とする青年の前に、突然富豪の老人が表れて君にこのオープンカーをやろう、と置いていく……なんてシーンがあったような気がします(うろ覚えなので、違ってたらごめん)

 私はこれを10代の頃に見たんですが、今でもその「好意を贈る行動の連鎖」というのは、すごく心に残っています。世の中は、まあまあ厳しいし、クソだな~って思うことばっかりだし、クソな世を変えようとか別に思わない自分もクソなんですが、身の回りや自分が好きな人たちや大事にしたいと思うものってあるじゃないですか。ない人はすまん。私にはあるんですけど、そういうものたちを丁寧に扱うとか、きらきらさせておきたいとかは思っている。大事なものは一生大事にしたいんです。だから、手の届く善意は大事にしたい。多分だけど、この映画で行われていたことって、あの頃の自分にめちゃくちゃ影響があったんだろうな~と今にして思います。やばい反抗期だったけど、きっと自分は誰かに善意を表したかったし、善意を返される子でありたかった。
 礼儀とか礼節とか一般常識とか、そういう難しい言葉や、ともすれば雁字搦めな伝統文化の真綿に隠されてしまいそうになるんですけど、もっと単純に私は「好きなものに対してきちんとしていたい」んですね。

 で、ね、最近「黒田さんはいつも元気だし、なんでもできるけど、落ち込むことがあるんですか?」というようなことを聞かれたんです。
 そりゃあるんですよ! 落ち込みすぎなんですよ! 波がすげ~~~~の!! ピカチュウなみのりでチュウ状態なのよ!! 波を見るだけで酔うクソ雑魚三半規管だよ!! なみのりピカチュウのポケモンカード、持ってたなあ。

 家の中はぐっちゃぐちゃです。片づけられん。小さい作業テーブルは綺麗にしているけど、書斎の本棚は本が入りきらなくて床に散乱してるし、印刷した資料もぜ~んぶ床だし、段ボールは畳まないままだから延々タワーになってるし、台所のシンクも洗濯カゴの中も空になるときなんてありませんわ。カーテンは閉めっぱなしだし換気扇はつけっぱなしだし、そういうのを仕事から帰って見るじゃないですか。もうね、やる気/Zero。ここにアーチャー・エミヤが召喚されたらまず私の部屋を片付けてくれることでしょう。アーチャー、部屋片づけて。

 一生懸命ね、外面を作って外に行っているわけです。ワーカーホリックの自覚があるんですが、仕事をしているときってめちゃくちゃ走り回れるんです。もうちょっと軽く言うと、なんでも頑張れるし我慢できるしお茶がなくてもご飯がなくても仕事があれば動ける。そういう「めっちゃできる自分」みたいな外面を全身にまとっているので、なんでもできるように見えるし、いろんなことをやっているように見えるし、見せてる。
 でも化けの皮をはいだらド底辺のどうしようもない自己評価クソな人間だと思っているので、もうね、一生懸命生きてる。
 外面が良いんですね。良く見えるように、よくしているんです。本当はピクミンみたいに一日中、日の当たるところにいてぼーっと目を開け続けていたい。いやでも、あいつら運ぶものがあるとなんでも運ぼうとするから、ワーカーホリックだと思う。ダメだわ。でも彼らに外面はありませんね。自然体でかわいい。

 お家に帰ってもやりたいこと何一つできてません。なんとか風呂に入ってなんとかご飯を食べて限界がきて20時に寝ています。風呂も飯もできなかった時は18時に寝ている。

 それでも外では「頑張っててすごい人」に見ているのだから、良いとしています。私にとっては多分唯一、自尊心に繋がっていることです。さもしいですねえ! むなしいですねえ! でもね、自己肯定が低いので他者から褒めてもえるようにめちゃくちゃ頑張るしかないのです。自分で自分を褒めてあげられないからね。褒めるのもエネルギー使わないとできないからね! 他人に褒めてもらうほうがよっぽどコスパがよくて、気持ちがいいです。

 そういう、自分の肯定欲求と、好きなものを丁寧にしたい、という欲求が合わさって、良い循環が起きているのであれば万歳なのです。起きてるかはわかんないけど……。
 自分が好きなものを全力で応援する、応援した相手から「ありがとう」と言われる。また私は応援したくなるし、何かしてあげようと動きたくなる。第三者がそれを見て、一緒に応援してくれたり、好きになってくれたりすればもっと嬉しい。うんうん、良い循環っぽく思えるぞ。

 とりとめのない自分語りで2500字近く書いたので、お茶を濁せたと思いましょう。ここまで付き合ってくださった方はいるんでしょうか? ありがとうございます。お礼に低コスパ美味しいと私の中で評判、何より買いやすいルピシアのページを置いておきます。(他の記事も全部そうですが、私はアフェリエイトやってないのでお金入ったりはしません)
 そろそろ新しいニルギリが販売される時期ですね。人の淹れた美味しい紅茶が飲みたいです。


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