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コロナ禍における中国隔離生活についての忘備録その2厦門(厦門高崎空港→隔離施設編)

今回は台湾から中国で移動して隔離する経緯を小分けで記載していきます。
また日本→台湾→中国と移動してるので直接中国へ入られる方々とは手続きが異なるかもしれません。
ただし大枠では同じような隔離施設に入れられると思います。
ここから中国へ出張予定や旅行で隔離の懸念されている方々の参考になればと思います。
※2022/09/25-の便にて中国大陸へ行きました。
未読の方は下記リンク貼っておきます。


今までは敬体で記載していましたが、友人から常体の方が伝わるという事なので常体に変更します。ご了承下さい。

・飛行機停止後
20:30 厦門高崎空港に到着
飛行機の中で荷物を卸し待機していたという所まで前回記載した。

余談だがCAはみんな宇宙服みたいなのを着ている。

ちなみここは宇宙では無い。


コロナが生活の一部をなった外国人からすると「飛行機に宇宙服来てくんなよ」と思うのは間違い無い(知らんけど)

ここからが想定外が続く。
飛行機のゲートが開かない、5分待っても開かないのである。
当然周りの台湾人(多分)がいつ開くかCAさんに聞いてくれた。

「稍等一会儿,大概30分钟。需要海关处理(お待ち下さい、約30分くらい通関手続きをするから)」

との回答が有り、みんな「コロナでイレギュラー有るから仕方無いよね、30分は糞だけどw」みたいな優しい雰囲気で荷物を置いて座って待っていた。
筆者は持参した小説”怪物の木こり”を1P目から読み始めた(フライト中は眠くて寝てたw)


約45分後

全く飛行機の扉は開く気配は無い、アナウンスも無い。
「まだか?」と聞く人はいるが処理中で先は読めないと先程とは異なる回答。

まぁ筆者くらい海外慣れしていたら何て事は無い。
(ここは中国なのだ、30分が60分というのもあり得る話やろ、落ち着いて行こうぜw)みたいな感じだった。

1時間半後

全く開く気配も無い、、、、小説もいい感じで進んでいるがアナウンスも無いしCAさんも分からないの一点張り←正直本当に分からんやろうし、責めるのも可哀想。

2時間半後(23:00)
一部の乗客が結構な勢いで文句を言う(色々しゃーない)
それに応えるかのように、食事代わりで出たスナックと水が再度みんなに配られる。

本日2度目、味は普通だ!


私の小説も中盤を超える(あれ?これ読み終わる可能性あるんやない?てか12時超えて通関したら隔離一日伸びたりして?)という盛大なフラグを立てていたorz
その事を考えながらもひたすらページをめくる、ただひたすら…

3時間半後(00:30)
ひたすらページをめくる、ただひたすら…

4時間半後(01:30)
ひたすらページをめくる、ただひたすら…(もういいわw)
この時点で完読した。手持ち無沙汰になり、どうせ誰も降りる時間とか分からないので寝ることにした。

01:45
手続き完了との連絡が有り飛行機から降り始めた(もうちょい寝たかったw)。
降機時には何故か乗客とCAに謎の絆が生まれていて「お互いお疲れ様」みたいな形で笑顔で声を掛け合っていた。
人間って本当に素敵と心から感じ、思わず目頭から涙がこぼれた(嘘)
時間かかりすぎて「正直、この乗客分一人で処理したのかよっ」て思いながらも一冊読み終えた感謝も有りトントンくらいの気分。

ここまででの経験から声を大にして言いたい事

隔離前提で国際便で入られる方々、機内で驚くほど待たされるの可能性が有る。
なので時間を潰せるもの(本、ゲーム、小説、映画)などを準備して損は無いですよ!!備えあれば憂いなし!隔離中でも使えるしな!加油!!中国!!

2:00
ゲート到着(イミグレでは無い!)
正直この時点では既に眠いし夕食を食べていないので少し空腹だがゴールは近いと思っている。

改札みたいな機械に下記のQRコードを読ませる。

ゲートはデジタル先進国らしく、登場前に登録したQRコードを使用して通る。ネット環境がクソ微妙なのでスクリーンキャプチャ撮っておくと便利。
中国父さんはやっぱ違うぜ!手書き無くて助かるわ~

入国前に申請させられ時にキャプチャ撮っておくと便利だ!


ここでシールが配られる。PCR検査用のものだ。
48時間前に受けたばっかなので何の心配もせずに検査を受けた。
写真を撮ってないが機内で一枚紙が配られ、そこに個人情報を書き部屋の中の担当者に渡して綿棒を口の中に突っ込んで終わりだ(紙使ってんじゃねーかデジタル先進国)。


余談だが部屋の床はアルコールでびっちょびっちょ、眠くて「何杯分のレモンサワーのアルコール量なんやろうな」とか考えていた。←まじでバカw

検査結果は待つこと無くイミグレへと向かう。
皆さん並んでいるが人数も少なくすぐに自分の番となった。

「懐かしいな~この感じっ」てパスポート渡したら
「△■○◎~」と言われ聞き取れず聞き返したら
「アライバルカードは?」との事……。「書いて出直してこい(バカ)」←バカは言われてないw
と書きに戻り一から並び直した(懐かしいなこの感じ)。
海外は既に紙から電子申請に置き換わっている国が多いため、デジタル先進国の中国父さんは当然置き換わっていると信じていたw
何回同じこと書かせたり記入させるん?統一してくれよw


この時返却されたパスポートがアルコールでびっちょびっちょである。ジェルで粘度が高いやつなのでテンション下がった。
「二度とデジタル先進国とか抜かすなよ、おい!」

人数が少ないのでまたすぐに自分の番が来て、アライバルカードを渡したら実は裏にも記載が有り
(正直これは100%不注意のおれが悪いw)
びちゃびちゃパスポートとびちゃびちゃアライバルカードを渡されまたテンション下がったのは秘密。

その後サインして戻る時には1人しか並んでいなかった。
通関で裏面を追記したアライバルカードを渡し、最終目的地など聞かれて無事入国出来た。当然聞かれた内容は再三書いたり入力されて情報と重複している。儀式的に必要なのであろう。「デジタル先進国名乗るくせにまじでこいつら二度と~(長くて重複なので以下省略)」
この時点で3時を過ぎていた。

03:00

出国後は預け荷物を受け取り、手荷物を通関検査し移動のバスに誘導され隔離施設へ向かう。

対策のためか割りとスカスカ

同便で分けられていて私は最終組で最後の5人目くらいで席についた。そこから15分くらい走り隔離施設へ到着。ただここでも停車して止まっている…「前の組がまだチェックイン中でそれ終わってから入れるんやろうな」考えていたら席で寝ていた。「てか眠い、早よせいやw」

20分後くらいに動き出し、いよいよ隔離棟へ到着。
最後まで並んだ理由の説明は無かった(手続き中と言っていたが何の手続きかは不明のまま、手続きをしているなら仕方無い、誰も何も分からない)。

このためだけに建設された、この辺はさすが中国先輩

・チェックイン
ここでも手続き15分くらい。

お決まりの宇宙服、我々は最強の菌扱いだが相手も悪気は無い。

支払いは現金もwechat、支付宝どれも可能だ。「流石天下のデジタ◎△$♪×¥●&%#?!(省略)」
隔離1週間 合計4,300RMB(1人部屋は満室なので2人部屋に一人で寝泊まり) 払い部屋へ案内された。ちなみに发票(領収書)は最終日に渡してくれるとの事。

ちなみにここでwechat groupに登録にする。

同じタイミングで隔離される同志たちとのグループチャット

隔離組全員登録する。以後このグループを使い管理側と必要な連絡や要望などを伝える。
また隔離の手引も貰える。

↑アップロードするが2022/09/25時点のものなので、今後ルールが変わる可能性は大、参考程度で。
当然私には責任なんぞ取りようも無いのでご了承を。

・入室後
速攻で寝た、眠いんや!w
中国めっちゃ効率悪いやんけ!デジタル先進国とか言うなよな!頼むからな父さん!!

まとめ
最終的に飛行機到着したのが20:30、部屋に入れたのが03:45と約7時間かかる。
正直、流れが分からなかったのでめっちゃ長く感じる。皆様もこのように非常に時間がかかる可能性が有るので暇潰し出来るものの御持参を、機内持ち込みで!機内持ち込みで!!


という事でその二はこれで終わります。
次の章では部屋案内、食事、生活リズムをアップします。

最後まで長く読みにくい文章を読んでいただきありがとうございます。一人でも隔離を懸念している人の参考になればと思い書いてます。




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