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2023年の振り返りと2024年について

あけましておめでとうございます。

毎回キフクリエイターの山田泰久さんが災害時には寄付先をまとめてくれていて、それをとても参考にしているのでこちらでもシェアしておきます。
被害に遭われたみなさんに心からお見舞い申し上げます。
心安らぐ時間が少しでも早く訪れますよう、お祈りしています。

私自身は災害時に初動で動けるスキルを1mmも持ち合わせていないので、共感したり疲弊したり無力感に苛まれたりしていますが、少ないお金を寄付することだけはできるので、できるだけ、現地入りしている団体に早くお金が回る「支援金」の寄付を、2-3つに分散させてするようにしています。
また、一つ大災害が起きると、他の紛争・貧困・復興支援への寄付金が集まりにくくなる傾向があるため、同金額をつながりのあるNPOにするようにしています。
(私は、CAREとピースウィンズジャパンを通じてウクライナやガザ、または途上国への支援をちょっと増やしたりします)

https://www.careintjp.org/index.html

この次の一文を、書いたり消したりしながら、やっぱり何を言っても意味がない気がしたので、もうさっそく2023年を振り返ることにします。


私は、今年をヒトコトで言うと、

大事なことは2回言う主義です。

ヒマでした。
5年くらい前から渇望していた、やっと手に入れた余白の多い1年でした。
いろんな人に「とかとか~言って~、夏にあの『もう今年は新規の仕事受けません』、秋になったら『もう本当に年内終了です』の定期ポストするんでしょ~」と言われておりましたが、無事、それも発動せずに終わりました。

で、わかったことは、

ヒマ、というか、余白ってとってもたいせつ。

ということです。

1,ソロキャン

映えしかない

ま、「余白」がテーマなので、遊びの話しから。。。
この2年くらいずっと言ってた「軟弱ソロキャン」ができました。軟弱ソロキャンとは、ソロキャンしたいけど一人じゃなんか不安だしさびしいから偶然集まったテイでやるソロキャンプです。
準備は自己完結なので、日程さえあえばできるので、なにげにラク。

終了後は「(各自持参なので)炭が被りがちだから事前に打ち合わせよう」というソロキャンの概念を覆す反省会をしました。
来年は複数回やって、海で貝とか焼きたいです。

みんなでマシュマロを焼くソロキャン
ダッチオーブンのスペアリブが出てくるソロキャン

この夏、中野民夫さんご一行が遊びに来てくれた&フルでおもてなしできたのも楽しかった!
アウトドア・ブランチ、最高だった~◎

サンピラーパークの上のほうで
夜は北海道の農家の定番、D型で焼き肉、、、といいつつお肉食べない方が多めだったので海鮮と家の野菜で。

2,Nスポーツコミッション

2022年ころから、一つひとつの事業の運営をスポーツ合宿推進課の若手のみなさんに渡しておりましたが、2023年はSNS運用以外のほぼほぼの事業運営を渡せたかなと。コロナもはさんで、この4-5年で事業開発→運用の流れができたのは素晴らしいなと(完全民間なら2-3年でやる仕事でしょうが・・・)。

その代わりに今後の展開に向けて企画書や組織統合にむけた会議の議事録づくり、組織形成に向けた情報を集めたり営業したりという、あまり表に見えないしかけの部分をしていました。まあ、歩みはゆっくりですね。

健康レシピ開発プロジェクト、3年目の記者発表へ

名寄市立大学、北海道味の素との「健康レシピ開発プロジェクト」は大学公式サークルとなり、3年目はお弁当への展開。GRACECUISINEの石田雅子さんとの対話を積み重ねて製作でき、学生さんたちもとても学びになったようです。

1年目の西條さんとのレシピ開発は別チームで進み、まったく違う文脈ですが大学では農家さんとの商品開発が始まったり。また、このプロジェクトに憧れて名寄市立大学に入学する学生さんもいたりして、良い波及があったのだろうと思っています。

年末に、笹川スポーツ財団のサイトにて、加藤市長が取材を受けてまとまっています。理事長には複数回も足を運んでいただきました。

あと、2023年始まってすぐに来た朗報は、三菱UFJ銀行がZ世代の声をもとに、自治体の事業に企業版ふるさと納税も活用し資金を環流させる「MUFG北海道推しごとオーディション(以下、推しごとオーディション)」に選ばれ、多額の寄付をいただいたことですね。
「北海道ジュニアスポーツエコシステム形成事業」という企画書と動画を年末にガガっとつくって、ありがたいことに選定いただきました。

事業内容やビジョンはもちろん、50年後の未来や目指す社会インパクトについてもかなりじっくり書く企画書だったのだけど、このあたりの話しは、ずーーーーーっとしてきていて、「お金がないと結局できないレバレッジポイント」もわかっていて、かつ悩みの種でもあったので、大変だったけどすんなり書けた企画書でした(喉元過ぎたせいでそう思うんだろうか・・・)。

落合陽一が審査員ってすごくないですか。

3,名寄高校コミュニティスクール

高校生がドン引くようなだっさいTシャツを作りました。もはやかっこいい。けっこう着てます。でもまだ高校生が一度もツッコんでくれない。

年明けに、名寄高校の魅力化推進委員会(設置者は名寄市教育委員会)が文部科学大臣賞を受けました。これは2022年の振り返りでも書きましたが。

で、4月から正式に名寄高校がコミュニティスクールとなり、学校運営協議会が道教委により設置され、私はコーディネーターになり、なぜか無給になりました(笑・・・いごとじゃないよ!会議参加1回○千円の支給はありますが)。
人選から会議の設定、個別分科会の開催や、各分科会のプロジェクト企画~実施までやっています。
そこそこ丁寧にコミュニケーションをとった夏。6-7月は毎週高校にまつわる打ち合わせを誰かしらとしていました。
しかし、もっとやりたいけど、やりきれなかったなぁ・・・。

名寄高校の部活動オープンスクール野球部の様子

一番影響力が大きかったであろうプロジェクトは、Nスポと連携して実施した、小・中学生を集めて高校の部活動体験ができるこの事業です。
これも、分科会の一つ「部活動」で実施しました。
これは本当によかった。いろんな垣根を越えて実施。すばらしい。

Nスポと学校運営協議会の一人コラボ

あとは、名寄市立大学と名寄高校の学校祭が同日開催ということで、両方行ったら景品あげるよ、というスタンプラリーを実施したり。

探究の授業も変わらず、時々お伺いして相談に乗ったり、一部の生徒がnaniroBASEでプロジェクトを実施したり。2022年1月に、市民20人を投入して、探究大メンタリング会を開きました。これもめちゃくちゃよかった。
2023年もやります◎

新しいこととしては、生徒の面接・進路サポートをしました。これは4-5人の市民が手伝ってくれて、3日間放課後に市民が会議室に滞在し、必要のある生徒が来る、というスタイルにしてみました。
受かった生徒も、落ちてしまった生徒も、これからもがんばって!

あと、今年は市内中学校からも複数お声がけいただき、キャリアの話やSDGs・探究・地域の話しなどをさせてもらったり、見学なんかもさせてもらいました。

中学生向けの話しのために自分のアルバムを漁ったり。右端がたぶん中3の私。

4,あちこちモデレーター

2022年がメンタリングが多かった年だとしたら、2023年はモデレーターの機会が多かった気がします(いや、気のせいかな笑)
長くない制限時間の中で、できるだけ深い話しができるように良い問いを出す。毎回それなりに緊張しますし、私の中でアチコチ準備をして挑んでいます。

北極域実践コミュニティのトークセッションを北極域の学会的なところで。北極域×ユースと、北極域×アート。どちらもおもしろかった!!金髪だったので海外の研究者の中で微妙になじんでました。

2-3か月に1回くらいのペースで主にオンラインで開催している北極域実践コミュニティ。YOUTUBEに上がっているアーカイブの見所は毎回私の髪型が違うところです。
(ちなみに上記写真のセッションは「ライブ」項目に収まってます)

リアル登壇初めてなNoMaps。SOCIALの最後にミラツクの西村勇哉さんとワークショップできたのも楽しかった

NoMapsの他は毎度のミラツクフォーラムと、今年はエッセンスフォーラム
esse-senseは研究者と社会をつなぐメディア。重たいけど面白いのでオススメです。高校の探究の授業とかでもっと使いたい。

5,ファシリテーターとしてのワンランクアップへ

そんなわけで、わりとノンビリと過ごした1年だったため(ってこう振り返るとそうでもなかったか?)、なんかチャレンジしたっけな?という気持ちで12月を迎えましたが、きちんとできました。

さとのば大学恒例のスタッフ合宿で、ソーシャルプレゼンシングシアターというU理論を体感していく身体系のワークをファシリテートしました。たくさんの方のフォローをもらって、なんとかかんとか。まーーー頭も身体もアセをかきました。そもそも数日かけてやるものを半日でやったので当然なんだけど。
でも、やっぱりパワーがあるワークだなと改めて。
ファシリテーターとしても転換ポイントになりそうな体験でした。

共に学ぶ場。さとのば大学。ありがとう。本当に、わたしにとっての希望です。@女川

おまけ:あちこちふぉと

北海道移住ドラフト会議→「一般社団法人さーもんず」に法人成りしました。理事も含めた全員での写真を撮ってないので、とりあえず社員扱いの4人で。楽しいから一緒にいる。って心強い。
不定期イベントイベントnayosobi。もうちょっと広いところで、ということで初のnaniroBASE開催。次回は2月下旬です。ハロウィンと同日開催にしたら、疲弊しました。
名寄(風連)にルーツを持つDennisさんとお母様。海外からの1本の電話から曾祖母様のお墓が無事に見つかり、名寄に来てくれました。本当に、映画のような時間だった。このストーリーがきっかけで、黒井家も今年は父のゆかりのある街に旅行にいきます。
自転車買いました。ついでにリュックも。そしたらそれまで使っていたmotherhouseのバッグがどこかにいってしまった・・・もう冬だから換えたいのに。あと、ぜんぜん痩せない。
カタチから入るアウトドア。登山用に買いました。旭岳の下のほうでぐるっと回っただけなので、お散歩しただけですw 今年の海外旅行で役立つかな。あと、ぜんぜん痩せない。
久しぶりに復活してしまったKAMENROUGE@名寄大学祭。大学生と子どものダンスを見に来た父兄のみなさんから良い感じの笑いを取りました。最高でした。はやく痩せたい。
今年の水祭りはスズランテープで水を表現。キレイだった~。大学生もお手伝いに来てくれました。ハロウィンも含めて商店街のイベントはやりきった感と敗北感(いろいろ思うところありまして)。ハロウィンイベントのディレクターは卒業しようと思います。
naniroにゆかりのある、私に「ほしい未来」を見せてくれた大学生が卒業して、あかちゃんと猫とをつれて名寄に来てくれた。どっちもめんこすぎる。猫は私のもしゃもしゃが気になるよう。2023年はずっと髪の色が変わっていた1年。最後はピンクになって、もともと求めていた「ピンク味のあるミルクティー色」が実現したので、ちょっと落ち着くと思いますw

おまけ:これから

2014年の夏にUターンしてきたので、名寄に戻って10年経ちました。

どうでしょうね。

そんなわけで、3月から2か月ほどヨーロッパに行ってきます(唐突)。

1か月は英会話学校に通って、残り1か月はヨーロッパの友だちに会いつつ、あちこち見て回ろうと思ってます。(イタリアがメインになりそう)

理由は、木下さんが現在オーストラリアに行っている理由とびっくりするくらい近いです笑 
たま~に海外のワークショップやカンファレンスをご紹介いただくんですけど(もちろん登壇ではなく拝聴のほうですが)、そんなに話せるわけではないので、お断りするんですよね。

あと、子どものころから引っかかっている「英語が話せるようになりたい」という想いを今、解消しておかないと、10年後にあちこち動きにくくなった時に絶対後悔するなと。人生、悔いなきように生きたいものです。
ということを、黄昏時の運転中に目がショボショボしてきて、心底思いました。

最後の海外は2020年のインド。ほぼ年1回は行っていた海外から離れてしまって、この1年、なんだか自分が縮こまっているような、常に何かにおびえているような感じがしました。ちょっとしたことで傷ついたり、嘆いたり、それを引きずったり。
きっと、視野と棲息域が狭くなっているんだろう思います。

そんなわけで10年の振り返りもしつつ、これからどうするかはヨーロッパでじっくり考えたいと思ってます。
いまはもうヨーロッパが、英語もダイエットも悩みもぜんぶ解決すると勝手に思っていますが、ただただこれ以上の円安が心配です。

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