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詩集

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投稿した詩を集めたマガジン 零れた想いを詩にしました
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#月とうさぎの創作部

くだらない約束

ぐるぐると 廻る日々 悲しいことも 辛いことも いつかは変わると 毎日を駆け抜けた 薄暗…

調宮 知博
7年前
1

ポツリ

ステージの上に ポツリ ライトを浴びて ポツリ 立ち尽くしている 照明をもっと もっとだ…

調宮 知博
7年前
1

雨降られ

遠く 遠く 夢の片隅 雨音強く 鼓膜に響く 遥か 遥か 夢の中 君の側にいた あの春の日を 思…

調宮 知博
7年前
2

包まれて…

ふわふわふわっと 包まれて 泡は僕を包みこむ そっと ほっと 今日のモヤモヤを ほかほか…

調宮 知博
7年前
1

戸惑い

もて遊ぶように 冬の風は渦を巻く 君の瞳は揺れる 僕の心も揺れる 二つの声がする 声が響…

調宮 知博
7年前
2

待っている

灰色の空を映し 蒼色の海を宿す 少女の瞳は 何を受けて 何を無くして そんなに哀しいのだ…

調宮 知博
7年前
2

あの色の中に行きたい

灰色の街 行き交うバスの中 溜息交じりに流されていく ふと携帯の画面 開いて見ながら 君の声を聞きたくなった 僕がいる 知るはずのなかった 出会うはずのなかった 君に会いにいくと決めた あの季節にまた 僕はまた戻りたいな いつ現れるのか 待ちわびた あの時間に僕はまた戻りたい どこかやりきれない 歯車の中の時間 僕の色のない世界を また色付けておくれよ 君のいる時間に 僕をまた運んでくれと バスに乗りながら 少しの希望を持って 僕はまた前を見る 遠くの空に待ってい