見出し画像

【再ブレイク期待銘柄】 脱・内需を目指すアミューズメント銘柄

意外と高い経営効率!ラウンドワン(4680)

ボウリング、ゲーム、カラオケが3本柱の複合店を経営する娯楽サービス大手であり、時間制スポーツ施設も育成。1980年に大阪で開業したローラースケート場が発祥、大学在学中に創業した杉野公彦社長が経営。ボウリングやカラオケは全国でオンライン対戦を実現。国内店舗はロードサイド中心に3000坪のスタンダードと6000坪の大型複合店の2種類で、関西と首都圏中心から地方中核都市にも出店し総店舗数は100店超ながら、新規出店は一服。成長軸は米国であり1500坪前後の店舗を出店

四季報オンラインより

誰もが一度は行ったことがあるのではないかという「ラウンドワン」。2006年に2000円の上場来高値を付けてからはや17年、とっくに旬は過ぎたような感が否めませんが、ひとつひとつ指標を見ていくと、ちょっとほっとけない魅力が次々と出てきたので紹介しますにゃ。


おすすめの理由①:ROE20%超!ROICも高い資本効率

「バフェット・コード」のグラフを元にねこが加筆

自己資本利益率、ROEも過去10年のスパンで見ても最高レベルの21.9%(四季報予想)と前期実績より5ポイントもアップ⤴️ より厳密な投下資本利益率、ROICで見ても13.1%と二桁をマーク。ROEから株主資本コストを引いたエクイティ・スプレッド(価値創造力)も14.1と、非常に資本効率が高いことが伺えます。

ラウンドワン 2024年3月期第1四半期「現況と今後の展望」より

高効率な経営を支えているのが米国事業。2010年にアメリカ一号店を出店したのを皮切りに、現在48店舗を展開。FCがメインで経常利益率は20%を超え、国内の倍以上に成長。今後も年間10店舗以上を目安に出店攻勢をかける計画で、順調にいけば複利効果でますます利益に貢献しそうにゃ。

おすすめの理由②:PCFR5%以下!PERも安値平均の半分

SBI証券より

キャッシュフローもコロナ禍を除き非常に安定していて、コロナ後はむしろ営業キャッシュフローの伸びが加速しているにゃ。時価総額を営業CFで割った株価キャッシュフロー倍率、PCFRも4.7%と平均の半分以下。ただ、ここ10年の間はずっとこの水準なので、特別にいまが割安ということでもなさそうにゃ。けど、PERの水準で見てみるとちょっと景色が変わってくるにゃ。

SBI証券のグラフにねこが加筆

現在の予想PERは11.2倍コロナ前はだいたい20倍前後で推移。業績はコロナ前を上回るところまで来てるから、そういう意味じゃかなり割安水準にあるとみていいかもしれないにゃ。安値平均の実績PERと比較しても、6割ほど低い水準にあるから、長い目でみても割安な状態かもにゃ。

おすすめの理由③:意外と高い海外比率

Fact Book 2023 Year ended March 31, 2023より
四季報オンラインのチャートにねこが加筆

上場来高値を付けた2006年はちょうど国内の店舗数が拡大期にあった時期で、50店舗を超えたあたりでピークを付けたにゃ。そして今は海外での店舗数拡大期。米国でいよいよ50店舗を超えようかというフェーズに差し掛かっているにゃ。コロナで一度ガクンと下がってるけど、米国で10店舗を出店した2016年あたりから株価も上昇気流に乗り始めていて、このまま順調に拡大していけば株価もついてきてくれるかにゃ?

「バフェット・コード」より

今や米国での売り上げは全体の3割程度、利益もおよそ半分がアメリカ、利益率に至っては国内を上回っていて、今は第二創業期、第三創業期的な位置付けと見て今後のさらなる伸びに期待したいにゃ。

留意点: 重い有利子負債&万年割安株

留意点としては、有利子負債の比率が重く、バランスシートの固定比率が153%と合格点とされる150%以下を若干上回ってるにゃ。あと、2006年に高値を付けて以降は割安に放置されてきてる銘柄なので、再びブレイクするには決算で期待を上回るインパクトを残し続けることが必要かもにゃ。

目標株価:1000円

コロナ前のPER20倍をいまの予想EPSに当てはめると980円くらいになるので、期待を込めて1000円あたりを目標にINしてみたいにゃ。配当も10期以上連続で非減配中で、コロナ禍に大きなダメージを喰らったにも関わらず、配当を続けていることも好印象だし、優待も100株から500円の割引券がもらえたりするにゃ。

ここまで書いてきて言うのもなんだけど、もう何年もラウンドワンには行ってないにゃ♪



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?