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vol.198 特別なカメラが欲しい。

何と俗物的な。
というご意見あろうかと思います。

というのも定期的に欲しくなるカメラがあるんです。
それがRolleiflex 2.8F

このカメラが欲しくなる時に一緒に湧き出る感覚。
それは自分にとって何か特別だと思えるカメラが欲しいなと。

写真を撮る上でカメラは実用的なものが一番だけど、Leicaのように素通しのガラスにマニュアルフォーカスという爆速AFの時代に似つかわしくないものに行き着く人たちもいる。

特別なカメラ。
自分の気持ちを深く思考するに、緋色というカメラマンはこのカメラだよねという一台が欲しいんだということに気づいた。

あまり多くの人が持っていなくて、
これから先、そのカメラを見たら緋色が思い出されるようなカメラ・・・。

そう考えて色々物色したけれど、
やっぱりRolleiflex 2.8Fに目がいく。
じゃあ、その二眼レフカメラに個展を控えている今、30万円も出して買いたいという欲求があるかといえばそうではない。
なら、そういうのじゃないんだよねとふと思いとどまった。

そのカメラを見たらあのカメラマンが思い出されるようなカメラ。
よくよく考えると自分はもうその候補となるカメラを持っているかもしれない。

それはCONTAX aria

CONTAX ariaではモデルのよるちゃんを撮影したり、撮影されたり。
そして初めての写真展でもあったフィルムポートレート展のフライヤーにもariaはいた。

だから自分はもう一度ariaで写真と向かい合うことにしました。

aria=緋色だよねって思ってもらえるかは未来の話だけど、今自分の仕事カバンの中にはariaがいます。

しばらく納得するまでこのariaを持ち出して写真を撮っていきたいと思います。

自分にとって特別なカメラになるまで。

では、また。


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