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vol.311 写真を撮っていてうれしかったこと。

「緋色さんから受け取った展示したお写真おじいちゃんおばあちゃんに渡したらすごい喜んでいた!」(原文ママ)

ふと何気なくSNSを開いたらタグ付けもされていない自分のことが書かれたポストが目に入った。

このポストの投稿者はろりーさん。
自分が初めて個展を開催した際の展示モデルさんの一人で展示作品のA1サイズのパネルを2枚とも後日彼女に渡していた。

その時のA1パネル2枚を彼女は電車でおじいさんおばあさんの家まで持って行ったそうだ。
A1用の段ボールに梱包されているとはいえ自分でも電車でA1サイズの荷物を持って移動するのは疲れるし周りの目も気になる。

それを祖父母に見てもらいたいという気持ちから大きな段ボールを抱えて移動したという彼女の行動に驚いたと同時にそこまでしでまで祖父母に見てもらいたかったんだなと思ったらとても幸せな気持ちになった。

そんな大きな写真を彼女の祖父母は家に飾られたようで孫娘の写真をとても喜んでたと聞いた。

自分が撮った写真が、顔も知らない誰かを幸せにすることができるなんてポートレートを撮ってきて本当に良かったと改めて実感している。

最近は何かと世間を騒がせることも多いポートレート界隈。

でも、中にはこんなにもほっこり幸せになれるような話もあるんだということは知っていただきたく筆を起こしました。

どんな世界であれ、良い話は伝わりにくく、悪評の方が目立ちますがこういう撮る側も撮られる側のモデルさんも幸せな気持ちになる話もあることを知っていただきたく思います。

では、また。

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