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vol.270 中判フィルムでポートレート撮影

2023年の11月に初めて名古屋で撮影させていただいたモデルのLiinaさん
※しばらくはEOS R5にて撮った写真が続きます。もしよければデジタルとフィルム写真の見比べをしてみてください。

そのliinaさんと名古屋の目抜通りである久屋大通で撮影させていただきました。

liinaさんに今回撮影依頼したのはReal Portrait Nagoya'24のTeam PENTAXに引き続き参加することになりまして、その団体枠に展示するモデルさんになっていただきたく依頼させていただきました。

この写真は好きですね。
自分的にお気に入りの一枚

さて、ここまではEOS R5で撮った写真です。

PENTAX645でポートレート

そしてここからがPENTAX645での撮影データになります。フィルムはイルフォードになります。

自分はよく海外のモデルさん撮ってますよね?といろんな方に言われるようになりました。
その理由としては自分が撮りたい作風に合うということはもちろんあります。その上で撮影自体が楽だからと言うのがあります。
楽だからって何が楽なのかというと自分が今まで撮影してきた海外のモデルさんは皆さん高身長です(日本人から見たら)。ほぼ、自分と同じくらいの身長です。

身長差が比較的少ない(自分が撮ってきた3名はほぼ無いと言ってもいいくらい)のでカメラを構えたその先にモデルさんの目線がある。これが楽なんです。

全く同じ目線。

おおよそ同じ民族の男女であれば体格差は当然あります。男性の方が身長が高い傾向になるのはもうお分かりかと思います(差別では無いです事実です)、身長に差がある状態でカメラを構えると少なからずモデルさんを見下ろすような構図になります。
そうなると顔が大きく映ってなんとも言えない写真になったりするのでカメラの位置を考えなければいけません。

時には中腰になったり膝をついたり、何か高低差のある場所を選んでみたり、最近のカメラであれば背面モニターを使ってなんとか小顔に、そして綺麗に撮ろうと言う努力をするわけです。

背面モニターも無く、フィルムという物理的に撮影枚数が制限されるカメラを持って延々と中腰で、または撮影のために片膝をついてなんてやってたら正直めっちゃ疲れます。
しかもそれがPENTAX645というマニュアルレンズのカメラであれば尚更です。

こちらアーチ上の端の上でモデルさんは自分よりやや高い場所にいます。

そんな中でスッとカメラを構えた先にモデルさんがいてくれることがどれほど楽かw
この中腰になったり片膝をついたりというワンアクションがないだけで随分と撮影に集中できます(自分はね)
それが自分が海外出身のモデルさんを撮る理由です。
ただ、海外のモデルさんであれば誰でもいい訳ではなく表現力や自分の撮りたいイメージがあり、そのイメージのさらに底辺、土台と言い換えても良い部分として写真撮影に集中するために高身長なモデルさんが自分のフィルムカメラの撮影という条件に合うのです。

この一枚は本当に自分が好きな一枚です。
フィルムの粒状感も、光の加減も・・・。
ただ背面にあるコーンのようなものだけはいただけなかったw

あとよく聞かれるのが日本語の問題。
う〜ん、出張ベースですが海外によく行っていた自分としては何も問題とは思いませんし、観光ではなく学業や仕事で来日している人ならほぼほぼ日本語話せますから正直なところ日本語が通じるかなんて気にしたことはないです。

まぁ、SNS見てたら日本語ができるかできないかはなんと無く分かりますからね。

さて、ここまで色々書いてきましたが今年のReal Portrait Nagoya'24のTeam PENTAX、自分の展示作品のモデルさんはLiinaさんにお願いすることにしましたのでお楽しみ。

では、また。

この記事内の写真について無断転用、転載は禁止です。
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