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Vol.04 CONTAX RXを購入して。

2020年年末、CONTAX RXを買いました。

CONTAX。写真、カメラが好きな人なら一度は聞いたことがあるだろう今は無きフィルムカメラ。そして40代、50代であればきっと憧れだったに違いないカメラや如何に。(因みに自分はまだ40代ではない)

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CONTAXは文殊の知恵

三人寄れば文殊の知恵。CONTAXの印象はまさに諺にあるそれでした。ただし集まったのは当時各業界のトップグループにいる三社。ボディデザインを担当したポルシェデザイン(独)、レンズを供給したカール・ツァイス(独)、そして最後にボディを製造し、販売を任された日本の㈱ヤシカ(その後、京セラに合併)によって1975年に発売に至った夢の共演でリリースされたのがCONTAXシリーズ。

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そんなCONTAXをなぜに今更購入したのか、というのはミラーレスカメラあるあるで自分も例に漏れずold lensとしてY/Cマウントに手を出してしまい、どうしてもフィルムカメラでカール・ツァイスのレンズを使ってみたくなったから。というのが理由です。

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出会いは一期一会

で、実際にCONTAXを購入を考えた場合、どんな機種を選べばいいのか。候補はいくつかありましたがまずはRTSⅡ、やはり中古で手に入れるのならフラッグシップを狙いたいという思いがあります。しかしRTSⅡはSSが1/2000でやや物足りない感があり、RTSⅢの1/8000のSSは魅力でしたがモータードライブ一体型は好きではないので却下。Ariaもいいなと思いましたがいかんせん高い(検討し始めたころのAriaは中古相場5万~6万円)・・・。と頭の中をぐるぐるさせながら立ち寄った中古カメラ店で見つけたのが1994年発売のCONTAX RXでした。

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アイカップはありませんがシャッタースピードは1/4000まで、そしてカメラを持った際のグリップが自分の手にちょうどよく、プレビュー鳴きがあるとかでお値段も手ごろに(ここ大事)なってたので即決で決めました。プレビューボタンは使わないため、鳴きがあっても気にしません。

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自分は絞り解放から2段程度絞るのですが絞り優先AEが使えるカメラでSSが1/4000もあればスペック的にも満足。

プラカメラで重量は約810gとやや重さを感じる数字ですがグリップが比較的大きいので持っていてそんなに疲れるとか、落としそうになるようなことはありません。

唯一無二なシャッターボタンと音

自分にとっては20年振りの完全自動フィルム巻上機。フィルムをセットして裏蓋を閉じ、電源を入れればフィルムが巻き上がるなんて感動ですね。

で、こんな時代の最先端カメラの一番の特徴はやっぱりシャッターボタンのストロークです。フェザータッチ、羽が振れただけでも反応すると言われたシャッターボタンのストロークは0.7mmだそうです。

感覚的に言えば今のミラーレスカメラのシャッター半押しでAFを合わせるくらいの押し込みでシャッターが切れてしまう。

シャッターボタンは撮影時以外触らない、ではなく。撮影時以外は電源オフが基本かよってカメラです。

そして感応的なシャッター音。こちらはYouTubeで「CONTAX RX」と検索して貰えばいくらでも出てきますが、大き過ぎず小さ過ぎず。お淑やかな印象ですね。

今後このカメラをバッグに入れてフィルムライフを楽しんでいきたいかなと思います。

では、また。

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