長野充宏

出版作品2016「織姫」2020「東京リストカット」 大切な人を亡くし、それから こ…

長野充宏

出版作品2016「織姫」2020「東京リストカット」 大切な人を亡くし、それから この世に何かを残すために書いてます。 管理美容師免許 DTM環境音楽 ねこ好き

最近の記事

君に花束をわたそう

君に会えない悲しみは 時とともに縮まるよ 君のそばに近づくから 時が近づけてくれるから 終わりだってもう怖くないよ。 今も何処かで 赤ちゃんのうぶごえ。

    • ぼくの人生

      小学一年生の頃 父親にこう言われた もう500円しかない みんなで死のうか その絶望感は 今でも心に残っている なんとか大人になって 父ももう死んだけど この人生でも 他の人生でも この人生をやはり選ぶと じぶんは思う。

      • 夜空の月

        今の人たちは ロマンチックな表現をしたら どういう意味ですかと聞く 月が綺麗だねって言ったら 月を見てどうするんですかという 僕が子供の頃は よく夜空の月を見て うさぎさんをさがしたものだ。

        • 傷跡

          お互いの 手首を切ってつなぐ手を 誰が離せるものでしょう やがて2人はどこかに消えていった その手首に 傷痕だけを残し。

        君に花束をわたそう

          命の重さ

          人は死ぬと 身体の重さが 21g軽くなるという その21gに その人の思い出 夢の記憶や 楽しかった日々や 生まれてから 死ぬまでの すべてが詰まった その人すべてを意味する 21gなのかもしれない それは魂が宿っていた 間違いない証拠なのだろう。

          命の重さ

          涙の意味

          悲しみは あなたと同じ 泣きぬれて また来る朝に 忘れ去り 涙の痕も どこかへと 君の分まで 生きるから 泣いてる日々が 続いても 明日になれば 新しい 自分にかえる 未来への チケット買って お互いに 明日にとびたて 悲しみを 知っているから 喜びを 伝えれるんだ。

          まもなく晴れ

          自分だけが被害者じゃないんだ 世の中には被害者はたくさんいて みんな涙をこらえて 我慢して生きているんだ 当たり前のように見える世界が 平和であることも 我慢している人がいて いつも笑っている人でも どこかに悲しみを背負っているものだ みんな何かを犠牲にして生きているんだ いつか報われて君に青空が微笑みますよう 君よ未来の青空を希望の瞳に焼きつけて進め。

          まもなく晴れ

          散歩道

          野に咲く花の 尊さに 自分の命 儚さと 重ねる今日の 大切さ 明日に続く 未来へと。

          道すじ

          人はなぜ同じ過ちを 繰り返すのだろう それしか人生の選択肢が なかったわけじゃないのに これが成長なんだろうか 答えはもう分かっているのに。

          こころのつぼみ

          春よ来いと まださみしそうな桜の木に 美しい花を想像する 静かに時を待つ桜の木は 今年もみんなの期待だ 桜は一年に一回しか 花は咲かないけど 人間の心も いつでも花を咲かせる 事ができるんだ 人間も花を咲かせると 輝いて見える 人生でいくつ花が咲くだろう 大きい花や 小さい花や あなたの心の花が咲いて 人を幸せにできたなら それを感じた人も幸せになり 幸せは無限大に広がるんだ。

          こころのつぼみ

          都会の空

          緑の少ない町は 温度さえも失って 人の心も冷え切った さみしい心の人が増えた 優しいんだけどどこか冷たい 上辺だけの人生にする そんな人間にはなりたくない そこに花が見えない人は 心に花も咲かない みんなの心を一つにし 世界に花を咲かせよう。

          そらがきれい

          誰が知っているだろう 僕が君を愛したことを 誰が知っているだろう 僕の心に君がいることを 君の命が燃え尽きて  もう何年経つだろう まだ君は僕の中で鮮明に輝いている 笑い顔や泣き顔やあの日の顔 どれだけうまく伝えようとしても なかなか伝わらなくて つまんないことかもしれない 小さなことかもしれない でも僕は叫び続けるんだ この世界の端っこで いつか届くまで いつか届かせてみせるって 僕の気持ちはいつか君に届く そう願っている いま青い空がとてもきれい。

          そらがきれい

          詩を書こう

          恋愛の詩は誰でも書ける 恋していれば詩人になる 僕は先輩にそう言われた でもいいじゃないか 恋愛の詩だって みんな同じじゃない それぞれの情景がある 詩人それぞれの表現力の違いにより 同じものなんて一つもない 男の子にも女の子にも 子供でもおじいちゃんでも どんな恋愛の形があるか それを詩にする人達を 影からそっと応援したいな。

          詩を書こう

          目玉焼きとトースト

          まだ眠そうな天使 ふわふわ浮かぶ雲の上 神様の仕事も手伝わず 天使はまた夢の中に落ちる 朝ごはんも雲の上に置いたまま きっといい夢を見ているのだろう たくさんの天使たちは 神様の仕事で精一杯 目玉焼きとトーストが 寂しそうだ 天国の朝ごはんの定番は やはり目玉焼きとトーストだ これはどこも同じのようだ 神の使いの天使は みんな下界へ飛んでいく みんなに幸せを運ぶために 早く飛んでおいでお寝坊さんも。

          目玉焼きとトースト

          時の影

          時の影 今はすぐに古くなり それでも人は振り返り 振り返りながらも前に進む まだ何も見えないのに 未来に期待はしている いつ終わるかわからない 未来にも関わらず みんな長生きできたらね 誰も死ぬ人がいなかったらね すべてのものは消えていく 人間も花たちもこの星も いつか消える運命なんだ そう僕らはいなくなるんだ いつかいなくなるんだ そして ただ風だけが吹いて 青空だけが続いた空の下に 生き物たちの足跡を残して。

          金が全てじゃないなんて

          金がすべてじゃないなんて きれいには言えないわと 尾崎豊は書いた 確かに僕も そんなこと綺麗には 言えるわけもない 金と宗教は いつも何か巻き起こす それによって人の命が奪われ たくさんの悲しみを呼ぶ 明日地球がなくなるとしたら 誰も想像がつかないけど そう思えば楽しい方がいい 笑いも心もお金では買えない 将来お金がなくなるかもしれない そうなると平和が訪れるかもしれない まあこの先どうなるか 僕たちは ゆっくり見届けて行こうじゃないか。

          金が全てじゃないなんて