【ネタバレ感想】あらしのよるに
この映画は、小さいころに見て以来だったので、DVDを借りて見返したときの感想を書き留めようと思います。
以下、ネタバレを含みます。ご注意ください。
異なる種族同士の友情を描いた作品はたくさんあると思うのですが、作品ごとに結構違ったテーマになっていることが多いですよね。この映画はその中でも(多分)メジャーな、食物連鎖の中の友情、草食動物と肉食動物の関わり合いを描いた作品です。
作中、肉食動物であるガブは草食動物のメイを食べなければ生き残れないような状況に陥るのですが、ガブはそれを必死に抑えるシーンが感動的でした。「あらしのよるに」という単語が最後の最後で、ガブの記憶を思い出させる重要な言葉になったというのも、とても良かったですね…
テーマとしてはメジャーながらも、草食動物と肉食動物との関係で起こりそうなことをしっかりと描きつつ、なおかつ感動させてくれる話の展開には惹かれるものがありました。
メイとガブは、本来食う食われるの関係であるにも関わらず、仲良くなってしまったことで、それぞれの仲間とは食い違うこととなり、メイはガブに食べられるリスクを背負い、ガブは葛藤に苦しむことになりましたが、自然の理に逆らうということは、相応の罪を背負わなければならないということでしょうか…
ただ感動できるだけではなく、いろいろと考えさせられる、そんな映画でした。
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