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散文

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クローバー

四つ葉のクローバー食べてるみたいだよ
とてつもなく可愛らしい君よ

和歌山、北海道滞在

和歌山、北海道滞在

和歌山高野山と北海道古平へ仕事と滞在制作。
GWの渋滞を避けて無事帰宅。
詩を2編。フィルムを18本撮影。企画を3本。

ポータルバッテリを購入。夜な夜な壁に映写してみる。都内のいろんな場所でも映写してみたい。

現れては消えていく過去の風景と今を流れる時間。
いままで撮影したフィルムをいくつか持っていった。
撮影に協力してくれた俳優陣の人々に感謝の念がわく。作品として何か形にしたいのだが未だ糸

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無題

忘れるにはこの身を焼いてしまえばよいのだか、そうも行かずただひたすら遠くへ遠くへ

フィルムコンパクトカメラ

フィルムカメラを2台購入。一眼ではなくコンパクトカメラ。リコーGR1 とライカMinilux 。レンズのサイズは28mmと40mm。
使っていたmamiya NC1000sが壊れたのと(4代目)一眼のカメラは撮影するまでの動作が遅く、もっとザクザク取れないかなと思っていたとこあり、来週から小樽で滞在制作する際にご一緒する作家さんたちをコンパクトカメラで撮ったら素敵かなぁと。
様々検討の結果、両方と

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道端に

道端に

家から駅までの道。黄色のタンポポがいつのまにか白の綿毛に。この花々もいつかの何処からか咲いていた綿毛の種が落ちたもの。この綿毛もまた風が吹いて何処かへ飛んでまた次の春に花を咲かせるのだろう。私には子はないが、書いた詩や撮った写真の何かが何処かへ落ちてついて、咲くことのあるならばと思う。慈しくあるものは私の歩く道端に、至る所にある。

京都ロケ

京都ロケ。何年ぶりか。
今回は高野山の空海へ毎日食事を運ぶ唐櫃を新しくするので、全国の職人が技を集めて作り上げる様子の撮影。私は富山、京都、高野山編の撮影アシスタント兼制作周り。

インタビューを85歳の餝金具師へした際、その技術を習得するのに何年かかるかというものがあり、15年との答え。

各職人たちは当たり前に朝食を食べるようにすらすらと作業をしていたが出来上がったものの素晴らしいこと。

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反復と循環に付随するぼんやり冒険の鳥取公演のこと。そして東京での再演。

反復と循環に付随するぼんやり冒険の鳥取公演のこと。そして東京での再演。

現実の昨日が今日の舞台の劇世界へ入り込んでくる。そして上演された演劇というものがまた現実の明日へ確実に紛れ込んでいく。

物事を手放したあと、その手放したものたちの通過して行く時間を見えないところで思う景色は確かなものである

舞台の上になんだかそのひとつの感情を置いてきてしまったようなきがしてぽっかりしている

俳優として現実と虚構が入り混じる舞台の上に、狭間にいるもの、あるいは人物

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ありがとう

ひとつの言葉を
ありがとう
今日もありがとう
うんざりでめんどくさい毎日に
今日もありがとう
ドアを開けると
いい匂いの秋風が吹いて
気持ちが晴れやかになる
ありがとう

代替え

詩人としても俳優としても制作部としてもカメラマンとしても料理人としても店の運営としても企画者としても私は結局安上がりで無理がきく三流でしかなく、誰にとっての私は誰かの代替えでしかない。
だが、私にとって私は、なにものに代替えのないもの。