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乳がんサバイバーのつぶやき

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2014年大晦日に乳がん告知を受け、2015年元旦から、がんと向き合う人生に。 全摘・再建・抗がん剤治療、放射線治療、ホルモン治療とフルコース治療を経験し、生き延びている自分の気… もっと読む
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記事一覧

その曲に救われる

背筋が冷んやりとした。 一昨日は、年に1度受けるマモグラムとウルトラサウンドの日。2015年…

黒リス
2週間前
15

ああ、今年も終わる

夏が終わると、なぜ、こんなに今年という時間は駆け足になるんだろう? そして、11月が過ぎる…

黒リス
5か月前
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老いについて考えてみた

「昨日、デパートを歩いてね、ショボくれたお婆さんがいるなぁ、と思ったら、鏡に映ったあたし…

黒リス
5か月前
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軽薄、低俗が平和を作る?

え、今度は、イスラエルとパレスチナ?いや、イスラエルとハマス? ウクライナとロシアの戦争…

黒リス
7か月前
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キャンサーギフトな毎日

セミリタイヤしてほぼ3年の月日が流れた。 2020年11月半ばに、約20年勤務していた会社から、突…

黒リス
7か月前
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それは言ってはいけない。

色んなことが差別と言われる世の中になってしまい、不便を感じている人はいないでしょうか? …

黒リス
7か月前
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今日も私はくるみのウンチを拾う

気がつけば、ひと月以上、ノートご無沙汰である。 書きたい物事がなかったわけじゃなく、書く時間が持てなかったのだ。 簡単にいえば、自分と向き合う時間を他人と向き合う時間に使っていたと言えよう。 親しい友人に助けを求められたら、そりゃ、そちらを優先する。 気がつけば、そっちに集中し過ぎて、自分の人生と他人の人生の区別がつかなくなる感覚に至ったりする。 友人の苦しみを自分の苦しみのように思えるのは良いことでもあり、長い目で見ると悪いことでもある。なぜなら、一緒に共倒れしてしまう

嫉妬と私

私はどうやら、”羨ましい”という感情が人より少ないかもしれない。 「あの子、また新しいバ…

黒リス
8か月前
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ライバルは誰だ?

レースは一生懸命走るのが好きだ。 折角、必死になる時間にお金を払っているのだから、と思う…

黒リス
9か月前
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僕は幸せだよ、と言われる幸せ。

2014年の12月31日夜にプロポーズをされた。 乳がん宣告の約12時間後の出来事だ。 …

黒リス
4年前
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大きな乾杯、小さな乾杯

抗がん剤は投与2日目から、どーんとくる。 全身の毛細血管まで渡り切った抗がん剤が、私のが…

黒リス
3年前
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明日、あなたは死ぬとして、何に後悔しますか?

私は乳がん患者だ。2014年大晦日にがん告知を受け、2015年は、がん治療一色の1年で、未だに治…

黒リス
3年前

走っていて良かったと思うこと。

愛犬コーディを失くして、1ヶ月が過ぎた。 執筆活動が、中々、進まないのは、書こうとすると…

黒リス
3年前
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乳がん患者が、ナイスバディになりたいと思ったっていいじゃないか。

乳がんを患って、しんどいと思うことの一つは、女性らしさが失われることだ。 胸を切り取られる、抗がん剤でハゲになる、そして、ホルモン治療で、女性ホルモンを止められる。 当たり前だが、女性ホルモンを止められると、生えてきた髪はパサパサ、お肌も潤いがなくなり、何だか鏡を見るのが嫌になってくる。その上、太りやすくもなったりする。つまり、無理矢理、閉経させるから、更年期障害の症状になるし、加齢の加速度も半端ない。 がん患者だから仕方ないよね。それにどっちにしても、中年だし。誰も、