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未来へ希望を感じる支援や応援は、いい流れを生み出すお金の使い方として定着すると思う

今回のCOEMOのテーマは、「社会を動かす消費」です。

あなたは自分のお金をどう使いたいですか。社会を変えるような消費とはどういうものなのでしょうか。

○最近、応援消費やエシカル消費をした経験がありますか?どんなお店やメーカーなどを応援したいと思いましたか?
○クラウドファンディングなどさまざまな応援消費の仕組みがありますが、どんな仕組みを利用したいですか?
○応援消費は一過性のもので、コロナが終息すれば終わるのでしょうか。それとも、消費の選択肢の一つとして定着すると思いますか。
○その他、社会を動かす消費についてあなたのご意見を投稿してください。

私の個人の経験から、クラウドファンディングはとても素晴らしい仕組みだと思っています。これまでお金を集めるという行為が本当に大変だった世界に広く支援を募ることができるこの仕組みによって金融の民主化が進んだとすら思っています。

私は、「智識は人を高める」というのをテーマの元で、アゼルバイジャン共和国にある大学に日本語の書籍の図書館を作る活動を2016年3月から細々と続けています。

クラウドファンディング CAMPFIREを利用して、多くの方々にアゼルバイジャンまでの本の輸送費を支援して頂き、これまでに数千冊を送っていますが、こうした活動を応援してくれる方がいないと決してうまくいかなかったと思っています。

1度ならず2度も支援をして頂きました。
これらの支援によって何とか活動を続ける希望を持てたのは確かです。

私はこうした支援を受ける側にもなったことがある一方で、支援をするということも多くしています。

私が支援する際に必ず調べることが一つだけあります。

その人がその活動をどんな気持ちでやっているか

社会を変えるってのは、ある意味現状への問題意識とか怒りとかそういったものが根底にあると思うんです。そうしたものが非常に重要で、そこに共感できるときに支援をしています。

私がクラウドファンディングでの支援をお願いするときにもこの「どんな気持ちでやっているのか」ということはとても大切に感じましたし、ここをしっかりと掘り下げるために多くの時間を使いました。

支援したいと思う人に特有のストーリーではありますが、そこには必ず共感できるストーリーがあって、それを応援したくなるというのが私のいつものパターンです。

そこにお金を使うのは、そこに希望を感じるから


食費とかそういった必要最低限の費用は掛かりますがそれ以外に使うお金って、何かがより良くなることに使う流れとうのは新しい経済の形なのだろうと個人的には思っています。大金持ちがドンと大金を出すというのもとても夢がありますが、多くの人が共感し少額を出し合って何かを支援するというのもまた現代ならではの夢があると私は思っています。

ちょっとだけ誰かのためにお金を使うだけでも、世界は良くなると思う

ただ、こうした支援を私がするようになったのは、収入的にも安定した後になってからです。今私が新卒で働き始めている場合なら、こうした支援をしていたかは疑問があります。恐らく、私は私の為に私のお金を使っていたと思います。それは、私がまだまだ学ぶべきことがあり、世の中を知るためにも自分自身にお金を使うことが優先されると思っていたからです。別の言葉では、自己投資と言うのかもしれませんが、まず自分を満たすこともとても大切だと思っています。

自分のステージによって、自分にできることが違うと思う
(これは年齢や地位といったものとは関係がないと思っています)

少し話が横道に逸れるのですが、CAMPFIRE代表の家入さんの紹介で読んだ希望の国のエクソダスは結構衝撃的な内容であるものの、示唆深い内容でした。

社会におかしな点があるならばそれを良くすることに躊躇しない中学生が引き起こす社会現象が描かれていて、社会的な問題となり、忘れられるもしっかりと彼らは彼らでの行動を継続し、最終的に彼ら独自の経済圏を北海道に作るに至るストーリーなんです。

この本は、起業家は読むべきと家入さんが紹介されていましたが、私のようなサラリーマンにも多くの示唆があると思っていますが、私が受け取ったメッセージは以下になります。

何かを始めること、そして、それを続けること

容易ではないことは重々承知していますが、一足飛びには社会は良くならないとは思いますが、だからといって何もしないというのではなく、何かできることをすればいいと思っています。その一つが応援消費なだけで、自分で街のごみ拾いをしてもいいし、社会に貢献するためには元気な自分でいたいなら健康づくりだっていいと思うんです。

要は、その人がその活動をどんな気持ちでやっているか

ここに尽きると思うですよね。
昨日のnoteでは鍛冶屋体験をした時に、先生が言った話がこの「どんな気持ちでやっているか」と近いと思うんです。

熱した鋼を叩く時に、どんな形にしたいかをしっかりと頭の中にイメージして鍛えていくと、その形に近づいていくと言うこと。

今この瞬間にきちんと集中して、未来を形作っていくのが現在に生きている私たちの役割だと思っています。

この世界に、70億人を超える色んな人が色んな気持ちで生きているから、色んな面白い世界が生まれてくると思うんです。

時には人の力を借りて自分の目的を達成し、時には誰かに力を貸して誰かの目的を達成するのを応援する。こうした色んな人の希望を満たしていけばいくほど、世界はどんどんと色とりどりの世界になって、面白くなると思うんですよね。


僕の尊敬する倉成さんの同テーマへの投稿がとてもハッとさせられたので、最後にご紹介して終わります。是非読んでみて欲しい内容となっています。

特に考えさせられたのは、消費と言う言葉は文明開化後に輸入された言葉であり、「不可逆的に完全に(com-)取る(sumo)こと」が語源とされ、消費と言う言葉が生まれている。そして今回のテーマで使われている「消費」という言葉への疑問もとても鋭い。

「お金はそれ自体に価値はなく、物に変換されたり、人の幸福感を増す使い方をしたりした時に初めて意味が生まれる」という歴史学者磯田さんの言葉が本当の意味でのお金の使い方を示しているように感じました。

消費しないお金の使い方もっと考えていきたいと思うようになりました。

#COMEMO #そのお金どう使いますか #いい流れを生み出すお金の使い方 #消費からの卒業

この記事を読んでいただいたみなさまへ 本当にありがとうございます! 感想とか教えて貰えると嬉しいです(^-^)